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やさぐれ・・・その8

★小見出し その7・・・やさぐれ・・・。





え~今回の話の中では、三日物語さんに対して失礼な記述が大変多く出てくると思います・・・。
まあこんな風に書いてしまうと「『失礼な記述』だったら今までだってあったじゃないか!」と突っ込まれてしまいそうですが、そしてまあそれは確かにそうなんですが、今までの『失礼な記述』は実のところは半ばネタでありまして、三日物語さんに対するリスペクトな想いは確かに抱いていたのです。が、しかし・・・・・今回の話の中では・・・・・・。三日物語さん・・・今回の話を読んでカチーンとくる事があっても、コメント欄ではそう書かないで・・・(メイルでお願いします・・・)そして・・・その他の読者の皆さん・・・今回の話読んで呆れたり憤ったりしても、コメント欄にはそう書かないで・・・そういうの読んだら、小生落ち込んじゃう・・・。しかし・・・
そんな心配する事ないか・・・拙ブログにコメントしてくれる人なんて幾人もいやしないんだから…(だな・・・)





















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何だかボヤーっとした写真で申し訳ないんですが・・・これは白石峠到着直前に撮った写真です。定峰~白石間は距離は2.5Km程と大した事ないんですが、過去2回 走った経験から、斜度の方はそこそこあるのは分かってました。でも今回のプランを練る際、小生以下の様に思っていたんです。
「あの頃は不定期に物見有山的なサイクリングしかしていなかった・・・でも今は定期的に練習的な走行をしている・・・その結果白石を正攻法で攻略すらした・・・だから、あの頃苦戦したこの区間も楽勝っしょ♪」と…。



































やさぐれ・・・その8_b0136045_31410100.jpgでも6月はこのザマだからねぇ・・・『定期的な練習的走行』なんかしちゃいない・・・だから今回存分に苦しみました・・・。この道中も三日物語さんは何かと声を掛けてくれたんだけど、表面上はともかく心の中では「黙ってろ三日物語!俺ぁ~今苦しいんだ!」と罵ってました・・・。



































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「他者と白石来るなんて滅多にないから、『小生、白石に立つ!』って感じの写真、撮って下さいよぉ~♪」と三日物語さんにねだって撮ってもらった一枚(笑)

この写真では一応余裕かましてますが、「この先まだ50Km近く走るのか・・・大丈夫かよ俺・・・」と不安で一杯でした・・・。因みに、この時点で時間は既に16時になっていたので、本ツアーの目玉のひとつであった『ときがわホースケアガーデン立ち寄り&小物屋さんで水出し珈琲』については中止を宣言する体たらく・・・・・(三日物語さんを18時までに帰してあげる必要があったもんで・・・・・)
『エスコート』だの『ファンライドを堪能してもらう』だのといった基本コンセプト・・・完全に・・・・崩壊・・・・(哀)




















この後白石を下って西平地区を通過し、県道30号線に出ました。この間(かん)の道は白石を下り切ってもまだ下り基調で本来楽ち~んな区間なんですが、それでも小生の疲労感は回復せず、
「平坦ややアップダウンのある県道30号線から先がヤバい・・・」と憂鬱な気持ちでした・・・。そんな小生の想いを読んだかの様に、三日物語さんは「ここからは私が引きましょう」とおっしゃり、先に立ってくれました。で、そんな風に三日物語さん先頭小生後続の形で県道30号線を走ってみると・・・思いのほかに楽なんです!彼が風を受けてくれてスリップストリーム効果も作ってくれるもんで、何とか時速25Km程度で巡航できたんです!いやぁ~なまらホッとしたぁ~♪
「これなら飯能までもちそうだ~♪」と気力も回復(笑)




















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県道30号線で小生を引く三日物語さんの雄姿!!




















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背中から覗いてるコーラは気にしない方向で・・・(笑)



































このまま終わっていればどんなにか良かった事でしょう・・・。『バテてしまった自分』や『コンセプト崩壊』といった事実を前に自分に引け目を感じる事はあっても、それはそれでひとつの経験として、「二度目の三日物語さんとのライドも無事終了♪」と思えたでしょうから・・・。が、しかし・・・県道30号線を征く中、小生はある不用意な発言をしてしまいます・・・。それがこの日のサイクリングのフィナーレを変質させ、ひいては、このシリーズ終了後書かれていくであろう話の方向に小生を誘って(いざなって)いってしまうのです・・・。小生のその後を変えた問題の発言・・・それはこんな言葉でした・・・。



































「三日物語さん・・・県道30号線ってこの先、毛呂山の混雑地帯があったり埼玉医科大のとこの微妙な登りがあったりして、何気に鬱陶しいんですよね・・・しかも意外に交通量も多いし・・・」


「で、M氏店走行会でこのコース走る時って、そういう鬱陶しいエリアをかわすみたいなんですよ・・・何か今の進行方向だと右手に入っていって、飯能方面に抜けるルートがあるみたいなんですね」


「で・・・・三日物語さん・・・・そのコース・・・知りません・・・?



































そんな小生の発言を聞いた三日物語さんは、「多分・・・分かるんじゃないかと思います・・・とりあえず行ってみますか」とおっしゃり、越生の街中を過ぎた辺りで脇道に逸れて行きました。ここできちんと明記しておかなくてはならないのが、三日物語さんはあくまでも『分かるんじゃないかと思います』と言ったのであって、決して『分かる』と言ったのではないのである!そう・・・彼はきっと不安だったのだ・・・「越生から飯能へチャ~ッと抜けるルート・・・そんなのあったかなぁ・・・?」と疑心暗鬼であったと思われます・・・。にも関わらず自ら道先案内人を買って出てくれたのは、おそらくは
疲労の色既に濃く明らかに逃げ道を求めている小生を目にして、「これは・・・何とかしてあげなきゃ・・・」と感じた故と思われます・・・・・彼なりの『漢気』ですね♪






























ただ・・・結果から先に言ってしまうと・・・



































『越生から飯能へチャ~ッと抜けるルート』な~んてものは、初めっから存在しなかったのである・・・・・。




































大変分かりにくい事は重々承知だが、この地図を以って説明させて頂く・・・。これは当該コースを紹介したM氏のブログを元に作成した物であるが、小生が「できればかわしたい・・・」と思った県道30号線とは、地図上でいうと『馬場』→『古池』→『おごせ(駅)』→『もろ(駅)』と続く、ほぼ鉄道に沿って北から南に下るルートである。で、M氏店走行会でのルートはというと、赤アイコンを右折する事で県道30号線に入る事を避けオレンジと迂回し、薄緑アイコンの位置で一旦30号線に合流する。そして青アイコンまで30号線を戻った後バイパスに乗り、と辿って毛呂山市内で30号線に戻る・・・。このルートなら前半部分は交通量の多い30号線を回避する事ができ、また後半のバイパス部分については、交通量はそれなりにあるものの、越生の街中をかわす事にはなる・・・。





















同区間で小生等が辿ったルートはというと・・・これもまあアイコンが密集していて訳分かんないと思いますが、この後拡大地図を以って説明し直すので、今は概略とM氏店走行会ルートとは全然違うという事だけを見取って下さい・・・。簡単に解説します・・・。赤アイコンで30号線を逸れました・・・入り方からしてM氏店走行会とは違う訳です(笑)
で、青アイコンまで行って立ち往生→まで戻って仕切り直し→でまた「違うなぁ・・・」という事になりオレンジまで戻る→そしてへ・・・と、まあそんな感じでございますです・・・。





















地図を替えて説明します。入り口については省略しますが、青アイコンの『ゆうパークおごせ』まで来た所で道が途絶えました・・・。それでまで戻って違う道で仕切り直したんですが、まで行った辺りで、「これは明らかに山(グリーンライン)に向かう道だろう・・・」という事になり、オレンジまで戻って再度仕切り直しました・・・。この間(かん)先導する三日物語さんは「違ったみたいです・・・」「すみません・・・」と詫びてくれ、小生はそれに対して「いえいえ」と笑顔で応じていたんですが・・・二度目の仕切り直しの頃には、その笑顔は疲労と失望にくまどられた強張ったものに・・・。そしてに至って三日物語さんが「ここを左に行けば抜けられる筈です」とおっしゃった時、行く手にはこの地図下部にも見える『エーデルワイスゴルフクラブ』の看板がデンと屹立していたのです・・・。






























一瞬、嫌~な予感がよぎりました・・・。というのは、前述の看板が出ている以上、この先にはゴルフ場があるのである・・・。で、ゴルフ場というのは基本丘陵地帯を切り崩して造られた物であり、その周りには得てして『短いけどきつい登り坂』がある事が多い・・・。自分がロードバイクビギナーだった頃遭遇して悲鳴をあげたバーディー坂然り・・・また、一々名前は覚えちゃいないがBpsさんのブログで時々見掛ける、ゴルフ場の名前を冠した複数の〇〇坂然り・・・。そんな事から「まさか・・・この先にその類いの『短いけどきつい登り坂』があるんじゃないだろうな・・・?」と不安に思わずにはいられなかった・・・。そして・・・はたしてそれは現れた!!




































こちらの地図を見て下さい・・・紫アイコンの位置から入って真ん中のトンネルまでが登りだったんだけど、その登りがメチャクチャ辛くてねぇ・・・。まあご覧の通り距離はせいぜい200mってとこだし、斜度の方も普通の状態だったら『ちときつい』程度だったと思うんだけど、その時は小生疲労困憊してたから『猛烈にきつい』と感じてねぇ・・・。そんな難儀な時間の中、自分の中で何かが壊れていくのをはっきりと感じていた・・・。今更言葉を飾ってもしょうがない・・・率直に言おう・・・




































この時小生、遂にやさぐれてしまったのである!!!



































長くなったので一旦切ります・・・『後篇』に続く・・・。
by shousei0000 | 2010-12-07 00:50 | 走行距離と短編日記


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