はい、え~という訳で『エピローグ』になるんですが、前回の末尾でおばあちゃんが口にした言葉…即ち
「あの石碑はね…移転なんかしちゃいないよ…変わったのはね…周りの方さ…」
を聞いた時、小生仰天してしまいました。
だって…ねぇ…
ここはその昔(約30年前一面の)茶畑だったんだよ!
家やら駐車場やらもなかったんだよ!
道だって未舗装で、しかも人一人通れる程度の『農道』だったんだよ!
だから俺は案内板に『平成22年3月』と書かれてた事もあって
「きっと移転されたんだなぁ~」
と思い込んだんだけど、おばあちゃんはそれを『違う』と言う…『変わったのは周りだ』と言う…。
何て…こった…
ここがあの『小手指ヶ原古戦場石碑の元の位置』だったなんて…。
約30年の時を経たし、昔はなかった『所沢市立埋蔵文化財調査センター』や整備されてなかった『白旗塚』を見てきたから
「小手指ヶ原も変わったなぁ…」
とは思っていたけど、何故か石碑の場所だけは変わらないと思い込んでいた…。
茶畑の只中にひっそりと石碑が佇む、あの光景のままだと信じていた…。
でも…そうじゃなかった…。
こんなにも変わってしまったんだね石碑の周り…。
何か…ちょっとショックだ…。
例えて言うなら、映画『猿の惑星』のラストシーンで、主人公達が浜辺に崩れ落ち朽ち果てた自由の女神像を見て
「ここは…この惑星は…地球だったのか…」
と慟哭した、あのシーンに似た気持ちだよ…。
非常に勝手な事を言う様だが、ここだけは変わらないでいて欲しかった…(さめざめ)
続く…。
(次回最終回!←前回もそう言っただろうが!←呆れ)