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みたびの稜線…その5。

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え〜朝からの続きです…。

顔振峠の話を『始める』『始める』と言っておきながら中々始めなくて申し訳ないんですが(笑)もうひとつだけ『余談』に付き合って頂きたい…。

上の写真は『吾野トンネル』という…見てお分りの通り『新しいトンネル』…いつできたんだろう?

『いつできたんだろう?』と書いた事で分かると思うけど、漏れはこのトンネルの存在を知らなかった…2008年から2009年にかけてこの界隈を走っていた頃にはこのトンネルはなかった…『工事が始まっていたか』さえも記憶に無い…。

だからビックリしたよー!

「なんじゃこのトンネル!?こんなんいつできたんだ!!」

と叫んだ(笑)

でも…そら当たり前だ…。

2009年5月だかに最後にここに来てから6年も経っているんだから、そらトンネルのひとつもできますわな…。

「時間が経ったんだなぁ…」

って思ったね…。

「2009年はある意味漏れにとって『自転車乗りとしてのピーク』だった…あれ以降漏れは退化するばかりで、やがては色々せわしくなって『自転車に乗る事自体』をやめてしまったりしていた…」

「その間R299は地味にだけど確実に進化を遂げこんなトンネルをこさえるまでに至った…負けた…」

てな事までも思ったりした…。

そして返す刀で

「道を擬人化してどうするよ!」

とノリ突っ込みを入れたりもした(笑)

このトンネルは『自動車専用』だったので入る事ができず『旧道』を行く事になった…。

『旧道』と言っても漏れにとっては『往年通い詰めた道』であり

「あ〜そうそう!ここで西武線の高架をくぐるんだった!!」

「この高架をくぐると家みたいのがあって、『家かな?』と思って近付くと実は『水道局の管理施設』だったっけ…」

「あ"〜これこれ!この柵に覆われたのが『水道局の管理施設』!!昔のまんま(笑)」

「て事は…このすぐ先に確か『うどん屋さん』が…あ"ー!あったぁ〜♪」

などと『思い出紀行』しながら走った(笑)

そして

「となると…この先は確か…」

と思い走り続けていると…











































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遂に『顔振峠(林道)』の表示出現!

すわ!決戦の刻(とき)!!

っしゃぁー!『顔振峠の話』いくでー!!














































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だが…ちょ〜っと待って欲しい…。

この案内板?の話をしない訳にはいかんだろう?(ま〜た始まらんかったー!←呆れ)

『顔振峠(林道)』の表示の袂にあった上の写真の『吾野宿』と書かれた案内板?を見た時、漏れは

「えっ?『吾野宿』ってここだったの!?」

「てか…こんな案内板?2009年当時あったっけ?」

と呟いたんだ…。

『吾野宿』…2009年当時の漏れはその存在を知らなかった…。

『吾野宿』…2015年の今の漏れはその存在を知っている…。

去年の夏頃だったかな…うちでとっている新聞の『埼玉県版』に『吾野宿の記事』が載ったんだ…。

>往年の『秩父往還道』の一翼を担った『吾野宿』…今そこで旧宿場町をテーマに町興しが…。

>『吾野宿まつり』近々開催!

確かそんな記事だった…。

当時漏れは『激烈に進む体重増』に恐怖し慌てふためきつつ『自転車活動』を再開していたんだけど(笑)その頃は川っぷち(CRね)ばかり走っていたので、『吾野宿まつりの記事』を見て

「久々にあのエリア…行ってみっか?」

と思ったのだ!

でも…結局行かんかった…。

「『あのエリア』に行くとなると必然的に『R299』を行く事になる…2009年当時の漏れが忌避していた『あのR299』を…嫌だ…」

「じゃあ…『ボードウォークで輪行』する?そうすれば『恐怖R299』交わせんじゃん!?」

「いや…ダメだ…『ボードウォークで輪行』しても帰りは『あのR299』を走る事になる…おんなじ事…」

「でも…だからって『帰りも輪行』したら『自転車で行く意味』が無い…帰りに『天目指峠』越えて名栗に出れば『恐怖R299』は交わせるけど、『天目指峠』って2009年に一回行ったけど『キツい…』って思った覚えがあるから『今の肥えた漏れ』では越えられないかも…」

などと逡巡して足を運ぶ事を躊躇った…。

その『因縁の吾野宿』が『ここ』であると示す案内板?が出た!

漏れが興味を持つのは当然であろう…。

「ほっこりとした小宿場町…かどうかは知らんが…見てみたい…」

って思ったね!

一瞬

「今日は顔振やめて吾野宿回って『ほっこりポタ』にすっか?」

なんて逃げ口上が浮かんだけど(笑)

「いや…ダメだ…今日は『顔振』逝くんだ…」

と思い直して『顔振峠(林道)』の方にしずしずと進んだのでありました…。

行かんかったのに『吾野宿の話』を長々とよくもまあ…。
『顔振峠アタックの話』は一体いつになったら始まるんだよ!?(また呆れ)











































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お待たせみんな!

『顔振峠への分岐』に来ましたよー!

右に行くと『顔振』だよー!!

『顔振峠アタックの話』はっじまるよー!!!

どうせまた始まらないんだろ!?(三度呆れ)









































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着いた♪

いきなり終わったァァァァァーーーッ!!!(激しく呆れ)








































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って冗談だよじょ〜だん(笑)

漏れが『みたびの顔振峠』の話をこんな簡単に終わらせる訳ねえだろ(笑)

ちゃんと説明すっから慌てるな(笑)

上の写真は『顔振峠の登り口』で、そこでのガーミンの示す数字は『距離23.51Km 標高175m』であった。

過去の経験から『顔振ピークまでの距離と標高』を把握していた漏れは

「て事は…この数値が『距離27Km近く 標高500m位』になるまでは登り続けなくてはならないんだな…」

「『距離3Kmちょいで上昇325m』…『平均斜度は10%程度』…嫌だなぁ…」

と呟いた…(笑)

実際登り始めたら最初と最後はともかく道中は軒並み『斜度10%』が連発し(ガーミン調べ)

「お〜やだやだ…」

とボヤきながら登りました…(笑)

もうちょっと詳しく説明すると、序盤の軽めのところを過ぎると『8〜11%程度の登り』になり、所々にある

「きつ…」

と思うところは『12〜15%の斜度』が出た…。

更に

「ぐぬぬ…」

となる部分は『16〜18%の踏ん張りどころ』になり、遂に出た

「らめぇぇぇぇぇーーー!」

と叫ぶ地点(笑)では『22%』が示されて悄然…。

『22%』はさすがに2箇所しかなかったけど参ったよ(笑)

事前にtori_julyさんのブログの『R299からの顔振峠行の記事』を読み

>中腹の集落辺りがキツい…。

といった記述が頭にあった漏れは身構えていたんだけど、その辺りで斜度がグッと脚にきて『22%』が表示された時は思わず笑っちゃったよ!

「うわぁー!本当にキツいのキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」

ってね(笑)

その時ばかりでなく漏れは道中ずっと笑っていた…。

「これはこのう…参りましたな…」

「あっ、あっ、キツい、キツい!」

「ぐぬぬ…ぐぬぬ…」

「らめぇぇぇぇぇー!もうこれ以上斜度上げちゃらめぇぇぇぇぇーーーッ!!!」

とか独語しつつ笑っていた…。

『楽だった訳』ではない…キツかった…。

『余裕があった訳』でもない…『インナーロー』だった…(笑)

でも…『アクアから降りる』『足を着く』といった選択は脳裏をよぎる事すらなく

「キツい事はキツいけど…『34×28Tのインナーロー』でいいなら、漏れはこの坂をいつまででも登り続けられる…」

との想いから笑顔になった…。

遂に口走っちゃったよ…。

「楽しい!」

ってね!(驚き)

「気持ちいいー!」

ってね!(驚き)

2008年4月に来た『最初の顔振』の時はメタクソにやられた…。

『押し』こそしなかったものの『屈辱の足着き』を経験し

「何だこの『アクア』って自転車!」

「『登りに強いジオメトリー』とか言ってて全然ダメじゃん!!」

と道中に座り込んで木々の間で叫んだ…。

ダメだったのは『アクア』ではなく『初めてのロードバイクでのサイクリングに顔振をチョイスしたおまえ』なのだよ2008年の俺…。

2009年の『再びの顔振』の時もそれなりにやられた…。

この時は『足着き』こそなかったものの『必死の形相』になり所々『ダンシング』なども交えて、ピークに着いたら着いたで『肩で息をしながらへたり込んで50分も休憩して』

「あれから一年『それなりに乗ってきたつもり』だったのに『まだまだ』なのかなぁ…」

と悄然とした…。

『まだまだだった』のだよ2009年の俺…。

『月の平均が350Km前後で』『400Kmに届いたら大ニコニコしちゃう程度』では何も変わらないのだよ2009年の俺…。

そして…今『月間走行距離500Kmをクリアできる俺』がいる…。

昨年10月以降は『月間500Km』をクリアできなかったけど、それでも『かつては大ニコニコだった400Km』を

「嗚呼…ま〜た『400Km台』か…」

と哀しく思える俺がいる…。

その俺が今回挑んだ『みたびの顔振』で得た感想は『楽しい!』…そして…『気持ちいいー!』…。

初めてだよ…顔振で『楽しい!』とか思ったの…。

嬉しかったよ…顔振で『気持ちいいー!』とか口走れて…。

勿論こんなん『まだまだ』だ…。

全線シッティングで登ったのは『よし』としても、『今にも止まりそうになったり』『フラフラ蛇行したりした』という『ヨレヨレヒルクライム』だったのだから…。

それでも『今回はこれでよし』としよう…生まれて初めて『顔振が楽しい♪』と思えたのだから…。

という訳で…結論…







































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『みたびの顔振』完全制覇☆

『インナーロー』で登っておいて何を言う!!!(締め呆れ)















続く…。
(こりゃやっぱ『長編』になるわ…←鬱)
by shousei0000 | 2015-05-09 19:45 | アクア 走行


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