不毛地帯…(4月26日のペリーニ アダージオ 通算9度目の訪問)

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昨日の投稿では本稿のタイトルを『初独りディナー…(恥)』と予告したが、色々訳あって『不毛地帯…』というタイトルに変更させてもらった…上の画像が『タイトルの起因となった小説』…。

故山崎豊子氏の力作である小説『不毛地帯』…何年か前にはテレビドラマ化もされた…。

ざっくりと解説をさせてもらおうかな…。

第二次世界大戦の終戦を満州の地で迎えた大本営陸軍高級参謀である壱岐正…終戦に伴い彼はシベリアに抑留される…。

そこで11年に渡るシベリア抑留を経て壱岐は帰国するのだが

『第二の人生は過ちたくない…』

と考えた彼は、軍人出身という事でわりと平易に入れた筈の自衛隊の入隊を固辞して『商社』に入る。

作中『近畿商事』と呼ばれる総合商社…繊維業を発祥とする商社の為『糸へん』と揶揄され、同業の大手(旧財閥系)からは中々『総合商社』とは認知されない存在…。

そんな立場を改善する起爆剤として、近畿商事の社長大門は壱岐をスカウトする…。

『かつて膨大な国費を費やして育成したエリート(大本営高級参謀)の頭脳は何事にも代え難い!…』

と思って…。

「君の軍人としての来歴をどうこうしようとは思わんよ!」

と言って大門は笑った…しかしそれはやはり『嘘』だった…。

壱岐は入社してから程なく『航空自衛隊次期主力戦闘機納入争い』に投入される…。

『君の軍人としての来歴をどうこうしようとは思わない』と言った大門の言葉は必ずしも嘘ではなかったが、結果として『元大本営高級参謀で自衛隊の高官や政府閣僚にも顔の効く壱岐の存在』は近畿商事に利用される…その結果『糸へん商社』に過ぎなかった近畿商事は見事『次期主力戦闘機納入争い』に勝利する…。

しかしそこには『血』が流れた…。

実際に流れた血は『壱岐の旧友で航空自衛隊の高官であったある人物』1人のものであったが、『心の血』は夥しく流れた…何より『壱岐自身の心の血』が流れてしまった…。

『第二の人生は過ちたくない…』と思って自衛隊ではなく民間企業に入ったのに、結果として『軍人時代と変わらぬ権謀術数』に加担してしまった…壱岐の苦悩は深い…。

そんな苦悩から

「次こそは『国益を担う仕事』を…」

「『後ろめたい事のない胸を張って誇れる仕事』を…」

と願った壱岐であったが、結局その後の商社生活の中でも壱岐の人生は必ずしも『公明正大なもの』にはならなかった…公私に渡って『後ろめたいもの』を抱えて苦悩し続ける…。

そんな生活の中で常に壱岐の頭にあったのは『シベリア抑留の時代』…。

そこは文字通り『不毛地帯』であったが、一方で『抑留された者同士が絆を結び互いに助け合う人間の場』でもあった…帰国後の多忙な生活の中でも
シベリア時代の人々と接点を保ったのは『壱岐の良心』でもあった…。

で…小説の紹介が中々終わらないからそろそろ切るけど(笑)この小説の中で『壱岐のライバルである他商社のエリート社員』という存在に『鮫島』という人物がいて、この人物が作中で『ふぁっふぁっふぁ!』と笑うのだ!

初めてこの小説を読んだ時唖然としたよ!

「『ふぁっふぁっふぁ!』なんて笑い方する人間…普通いねえだろう!?」

ってね(笑)

それ以来30年以上の月日が流れたけど、漏れの前に『“ふぁっふぁっふぁ!”と笑う人物』は遂に現れなかった…。

「山崎豊子女史も『盛り過ぎ』だよ(笑)」

と思って生きてきた…。

ところが…ところがだ…













































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『4月26日のペリーニ アダージオ』に『鮫島』がいたのだ!

『“ふぁっふぁっふぁ!”と笑う男』が遂に我が元に出現したのだ!

この為急遽シリーズ物のタイトルを『不毛地帯』にした…『鮫島』がどんな形でこの物語に絡んでくるかを楽しみにしていて欲しい…。

で…電車が職場駅に着いたので今日はこれで失礼します…(夜勤ナリ…)














続く…(夜勤いてきま〜す…)
by shousei0000 | 2017-05-06 14:41 | ペリーニ アダージオ | Trackback | Comments(0)
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