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エピローグ…そして伝説へ! その5。

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いつしか俺(マヂス)は独りになっていた…。

『俺凱旋の宴』はまだまだ続いていたが、俺はハイドパーク(稲荷山公園←笑)の片隅で独り膝を抱えて夜空を見上げていた…(というイメージ写真ね上のやつ←笑)

『これからの生き方』を静かに考えたくなり宴の輪から離れた…宴に参加した人々の数は物凄いものだったが『人目につかぬ静かな暗がり』を見出すのはそれ程無理な事ではなかった…ハイドパークはそれなりに広い…(『さやま大茶会』をやる程ですから←笑)

宴を楽しむ人々の歓声やポルカのリズム(『ポルカ』ってどんなんかよう知らんけど『お祭りの踊りの曲』っぽいから出してみた←笑)を遠くに聞きながら俺は暗がりに腰を下ろした…さすがによく飲んだから頬は火照りふわふわした心持ちだが(この写真は『飲んだ帰りに撮ったもの』なのだ←笑)考え事ができぬ程酔ってはいない…。

夜空を見上げながら呟いた…。

「さぁて…これからどう生きていこうかな…」

と…。

我等が首領サヤマ4世(誰?←笑)からクラーケン討伐の報奨金として30万ゴールド(現世の3000万円に相当←笑)を頂戴したので10年かそこらは働かなくても食える…でも『その後の人生』はまだまだ長い…(マヂスの年齢は30歳位なんです…嗚呼…小生もマヂスの歳に返りたい…←哀)それを思うと30万ゴールド(笑)を得たと浮かれてばかりはいられない…。

「『旅の傭兵』に戻るかな…」

と思って『いやいや…』と首を振る…。

今の俺は『勇者マヂス』…『ちょっとした有名人』…。

いずれほとぼりが冷めれば忘れてもくれようが、当分の間は俺はどこに行っても

「おい…あれ…勇者様じゃないか!?」

「本当だ!マヂス様だ!!」

と騒がれる事になるであろう…そんな俺が『旅の傭兵』に戻って以前のように気楽にやれる道理がない…。

この世界では著名人はすぐに『肖像画』が出回る…良きにつけ悪しきにつけ著名人の人相風体はすぐに世に広がる…。

『勇者マヂスの肖像画』も世界中に広がる事になる…今頃列国の絵師達がそれを徹夜で制作しているのかも…だったらせめて髪をフサフサに描いて欲しいものだ…(笑)

「『旅の傭兵』に戻れないなら…『どこに行っても注目の的になる』のなら…それなら一層『それを逆手に取る』か?」

と俺は思った。

『クラーケン討伐譚』を自ら講談風に語って聴衆から金取って生きていくか?

さほど上手くもない歌で実話かどうかも分からぬサーガを伝える吟遊詩人がそれでも何とか食っていけるのだから、俺自らが『クラーケン討伐譚』を語ればそれを聞きたがる聴衆は大勢いるだろう…何しろ『本人が語る』のだから間違いない!

或いは…『剣の道場』を開くとか…。

『勇者マヂスの剣道場』『君もクラーケンを倒せる!』なんて看板出せば入門志願者は殺到するだろう…道場を開くにはある程度の金が必要ではあるが、それは全く問題ない!30万ゴールド(笑)があるのだから!!

さっきの『クラーケン討伐譚を自ら語る』というのよりはこの『道場案』の方が性に合うような気がする…俺は元々が傭兵だし、この旅の中でレベルも『45』まで上がった…ああ、いや、間違いだ!『レベル48』だ!!(ラスボスであるクラーケンを倒した事でレベルが更に『3』上がったのでした←笑)

『レベル48』といえば『世界の名だたる剣士達』と同等!十分に剣を教えられる!!これでいくか!?
















続く…。
(半端なところだけど…これからベロ君とサシ飲みなのでここで終わる…今日は以前ブログに書いた『Lien』というお店にいてくる!魚が楽しみだ♪)

by shousei0000 | 2017-12-08 17:51 | ロードバイクあれこれ


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