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秩父三十四ヶ所! 第二夜 その4

さてさて前回は自転車の話を少し離れて、小生が偶然考え付いた強調表現『マグマ』について滔々と述べさせてもらいました。かつての流行語『マンモスラッキー』や、今となってはオヤジですら使う『超~○○』更には現在進行形で若者に支持されてるという『ギザ萌ユルス』といった言い回しに優るとも劣らないこの表現の存在故に、拙ブログも一気に人気ブログの仲間入りか!?などと思っていたのですが、あれから数日が経ちましたが特段何の変化もありません・・・。
ちょっと狙っていた『マンモスラッキー』『ギザ萌ユルス』をキーワードとして飛んで来た人もまるでなし・・・。あ~小生一体何の為に、あんなに長々と綴ったんだぁ~!マグマむかつく~ッ!!!(と、さりげなく使ってみました←笑←笑えません…)


さてと、いくら何でもそろそろヨタ話は終わらせて、自転車の話に回帰していきましょうかね(照れ笑い)平成20年7月9日8時20分頃、小生は前回述べた妄想の舞台となった新豊水橋付近の渋滞を抜けて、漸く本格的に秩父に向かって走り始めました。ところがこの後妙~に腹痛がしてしまい、県道30号線に入って程ない宮沢湖手前のコンビニで一息入れちゃう始末(笑)まだやっとこさ30分走っただけだというのに・・・。因みにここで例のボトルの水を飲んでみたのだが、予想に違う事なく
マグマ冷たくて(笑)大満足♪結局ここでトイレ、タバコ、給水なんてやってるうちに、30分近くも休憩してしまう体たらくとなりました・・・。

その後はちょっと真面目漕ぎ、路は毛呂山を過ぎ越生を越え都幾川に至り、やがて『田中』の交差点に到達した。実はここまでは通い慣れた路である。というのは、ここを左折すると、ローディーの皆様のブログなんかでお馴染みのあの白石峠に至るもんで、クロスバイクである『ソーセージ号』時代から幾度となく白石峠にアタックを繰り返していた小生としては、ここまでは目をつぶってでも来られる程、慣れ親しんだ路なのである。



・・・嘘です・・・小生嘘ついちゃいました…。『田中』の交差点までの路が通い慣れたものであるのは本当ですが『幾度となく白石峠にアタックを繰り返していた』というのは大嘘です・・・。
この路を辿ったのは主に『ときがわホースケアガーデン』に行き来する為で、白石峠なんぞ一度たりとも行った事ありませんッ!(力説するな!)敢えて言えば一度だけ行った事があるが、それはグリーンラインから都幾川に至る路として白石峠を下ったもので、しかもその時、白石峠の下りのあまりの物凄さに

「『最後の審判の日』に小生が人類最後の生き残りになったとして、そこに神だか仏だか高度な文明を持った異星人だかが現れて『白石峠を登らなければ、お前を殺して人類を絶滅させるぞ!』とか脅迫してきても小生断じてこの峠だけは登らないぞ~ッ!!

と堅~く誓った程である(なんじゃそりゃ?)
そんな訳で『田中』の交差点を過ぎた後には、自転車では未知の世界である県道30号線が静かに横たわっていた。ここから先の路についても、50ccオフロードバイク『フォン・ブラウン号』を用いてであれば、実は幾度となく往還した事がある(群馬県富岡市にある小生家の墓参りに行く際、この路を使っていたのです)しかし自転車でここから先を走るのは初めてである。バイクでこの路を走った時の印象は

「多少のアップダウンはあるけど、そんなにきついものじゃない」

というものであった。だからあまり心配もせず『田中』の交差点を過ぎて走り出したのだが、走り出してすぐ登りにぶつかってしまってげんなり至極・・・。
それでもグチグチ言いながらその坂を登っていたのだが
(あんた坂になるといつもグチグチ言ってるみたいだけど、そんなに登りが嫌ならサイクリストやめたら?)
登り切った所に『○○峠』という表示を見出してビックリ仰天!(○○には峠の名前が入るのだが、何て名前か忘れた・・・)無論峠といっても標高にして200mあるかないか位だろうし(多分ね)登った距離も1Kmあるかどうかというところで全然大した事はないのだが『峠がない』と思って選んだルートに峠があってしまった事は、やはりかなりな衝撃であり気落ちする事でもある(それ程の事か!)しかもここはまだバイクでとはいえ通った事が何度かあるルートなのに、こうした齟齬(峠はないと思っていたのにあった)が発生した。であれば、本当に未知のルートである寄居以降はどうなるのか?勿論一応地図を見て

『この路は山をかわして秩父へ至れるルートである』

と判断したのであるが、地図といっても等高線なんか殆ど入ってないロードマップを見ただけだから、この判断には大きな誤謬があるかもしれない・・・。嗚呼ッ!小生一体どうなっちゃうんだ~ッ!!(それ程の事か~?)

『○○峠』を越えた後は下りとなったが、それもほんの一瞬だけの事。坂を下ってT字の交差点を左に曲がると、路は再び登り坂となった。この登りは先程の『○○峠』に比べるとてんで大した事なかったのだが(つーか『○○峠』も、実のところ別に大した事なかったんですが・・・←だったらクドクド書くな~ッ!)その時の小生にとっては難儀であった・・・。。
何だろう・・・どうにも体が重いのである(いつだって重いだろうに・・・何せデブだからな←嘲笑)脚がピリッとせず回らないのである…(まるで普段は回ってるみたいな書き方だな←これまた嘲笑)倦怠感バリバリなのである・・・。
一瞬

「ん?これって、ひょっとしてハンガーノックってやつか?」

と思いもしたが、自宅を出る時食パン2枚、バナナ1本、そしてキウイまで食べた身としては
(食い過ぎだッ!)ちょっとハンガーノックとは考えにくい。

「結局のところ、今日はあんまり体調が良くないんだろうな・・・」

そんな風に考えながら、小川町へのアプローチを走って行く。この時点で小生の頭の中には

「まぁ何だ・・・」

「今日は別に秩父まで行かなくても、長瀞辺りまで行ければ御の字じゃないか?」

「それでも十分に『新たな秩父路の確認・試走』になるから無駄ではないわな」

という非力で言い訳がましい考えがちらりほらりと湧いていたのでありました(笑)←笑えません・・・。

そんなこんなして漸く小川町に着いた後、街中を抜けて国道254号線に入った。寄居までは後10Km位で、長瀞までで20Km位というところか(地図で見た時の印象。間違ってるかもしれない)この時点になっても体のキレは相変わらず悪く(いつだって悪いだろ!)口をつく独語も

「長瀞まで行かなくても別にいいんじゃないか?」

「寄居橋まで行って、県道80号線との分岐を確認したら折り返しでよかろうもん?」

という、更に情けない、何故か九州弁の混じりのものに(笑)それでもとにかく寄居までは行こうとえっちらほっちらペダルを漕いでいたのだが、鬱蒼とした森とのんびりした畑が交互に出現する国道254線を10分程進んだ時小生の腹に突如悪魔が降臨した!
腹が痛い!腹が痛い!!とにかく下っ腹がキリキリと痛くてどうしようもない!!!
いや、言葉を飾ってもしようがない。はっきり言おう!
う○こがしたいのである!
(きたねえなッ!)

慌ててコンビニを探したのだが、先に述べた様なまるっきりのローカルロードだったもんで、コンビニはおろかファミレスすらその姿を見せる事はない・・・。仕方なく

「コンビニ…コンビニ…」

と幽鬼の様に呟きながら走っていたのだが、その間も悪魔は遠慮容赦なく腹の中で銅鑼を叩く(笑)この時点で、小生は次にコンビニを見出したら、そこでトイレを借りこのサイクリングを中止しようという考えに至っていた。


『山を大きく迂回し、からめ手から秩父本陣に突入する!』



という戦国武将の様な雄図から始まったサイクリングが


『ま、まあ、長瀞まで行ければ御の字だよな?』


という風になり、更には


『寄居橋まで行ければ十分だろう』


に変質し、遂には


『つ、次のコンビニで終了~ッ!』


にまで成り下がる過程を、きっと読者諸氏は信じられない想いで読み下していただろう・・・。

「さすがはロードメン・・・だらしなさについては一級品だな・・・」

と嘲弄混じりに失笑した方もあるに違いない・・・。でもね、一応反論させてもらいますけど、小生は別に寄居橋まで走ったっていいんですよ!長瀞に行けというなら、そのくらいの頑張りが出来ない訳ではないんですよ!!『初志貫徹せえや!』とおっしゃるなら、秩父を目指す事だって不可能ではないんですよ!!!ただね・・・そのいずれかの目的地に到達した時、黒一色な筈の小生のレーパンが黄色やら茶色やらに染まっていたらどうします?
(また尾籠な話か・・・きたねえって言ってんだろッ!)
畑でももないのに肥(こやし)の匂いとか漂わせる事になったら、一体誰が責任取ってくれるんです?そりゃ~小生、仕事で毎日お年寄りの下(しも)のお世話とかしてますよ(介護士をしてますもんで)しかし清拭もデイスポも汚物除去機もないこんな所で、一体どうやって排泄援助すればいいんですか?(業界用語てんこ盛り←笑)しかもそんな

『自分で便失禁して自分で排泄援助する』

な~んて漫画みたいな事を、小生さすがにようしませんわ!(漫画みたいな人生送ってるくせに・・・よう言うわ!)だから『勇気ある撤退』をしようというんです。それを言うに事欠いて『非力』ですと?『だらしない』ですと?ロードメンですと?
な~に勝手な事言ってんですか!そんな事言ってる暇があったらですね、ちょっとは介護を取り巻く環境の問題とか、福祉の世界に若い人が入って来ない現状が将来的にどれだけ大変な事か、そんな辺りの事について、たまには想いを馳せてみてはどうですか?
まあ、この項の内容とは全然関係ないですけどね。
(なんじゃそりゃ~ッ!)


あっ!ああ~ッ!!駄目だ~ッ!!!
う○こしたい!うん○したい!!○んこしたい~ッ!!!
(きたねえ!きたねえ!!きたねえ~ッ!!!)


そんな惑乱と懊悩に狂乱した小生が遂に野グ○をすら覚悟した時(尾籠ネタいい加減にしろ~ッ!)そこに漸くコンビニ(のようなもの)が現われた!小生はもう矢も盾も堪らず、取るものも取りあえず、アクアを停めるや否やその店内に飛び込んだのでありました(笑)
そして店員に

「トイレは外です」

「表に出て建物沿いに進んで、裏手の方にグルッと回って下さい」

と言われて










「グルッと回ってる余裕ねえんだよ!こっちのお腹がグルッと鳴っているんだよッ!!」










と絶叫したのでありました・・・(コンビニの店内で絶叫したの!?マジで?←いやぁ~このくだりはフィクションですよ!フィ・ク・ショ・ンッ♪←あんたバカですか~ッ!!!





続く・・・(尾籠な話が続いてすみません・・・次回は美しい写真で和ませ癒しますよぉ~♪←このシリーズはいつになったら終わるんだ!『軽~く書けそうな話』じゃなかったんか~ッ!!!←大激怒)
by shousei0000 | 2008-07-18 20:59 | 秩父三十四ヶ所


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