<   2008年 08月 ( 13 )   > この月の画像一覧

夏休み特別企画 正丸トンネルを歩いてみよう!(秩父三十四ヶ所 第三夜 番外編)

はいっ!という訳で拙ブログが皆様にプレゼンツする夏休み特別企画
『正丸トンネルを歩いてみよう!』をお届けします!いやぁ~何とか8月中に書けてよかったぁ~。
この『夏休み特別企画』って言葉、どうしても使いたかったんですよね~(笑)
8月を過ぎてたらこの言葉、使えなかったとこでした・・・。って、今日はもう8月28日じゃん?
ギリギリだぁ~!(本当にな・・・どうせあんた、夏休みの宿題もこの位の日取りから始めて半ベソかいてたクチだろう?←ご名答!つーか、もっと遅かったかも・・・)


さてさてそんな訳でいよいよ話を進めていくのですが、せっかく日常を離れた冒険活劇譚(ただトンネルをくぐるだけ←笑)をお読みになるのですから、それに相応しいBGMを流すなり心に浮かべるなりして読んで頂きたいところ。小生が推奨するのは、かつて日本中に一大ブームを巻き起こしたロールプレイングゲームの草分け的存在『ドラゴンクエストⅠ』のダンジョンで流れたあの曲である!
ダンジョンとは地下迷宮であり、それは薄暗いトンネルへと相通じるものがある・・・。
ねっ?ピッタリじゃないですか?ほらあの



♪チャ~ラ~チャ~ラ~チャ~ラ~ラララ・チャ~ラララララララ~ラララ~ラ~チャララララララララン・ラララララララララン♪



って曲ですよ。えっ?何?よく分からないって?うっそ~ん!ドラクエ位、みんなやってるでしょう~?絶対やってるって~。小生だって弟が持ってきたやつを何の気なく軽~く始めただけだけど、結局メッチャはまって『ドラクエⅢ』の時なんか、販売初日池袋ビックカメラの500人の大行列に並んじゃいましたもん(笑)まあ小生の思い出話はともかく『ドラクエⅠ』のダンジョンの曲、みんな知ってるでしょ?ほら!あれですよあれ!!あの



♪チャ~ラ~ty(二回も書くなッ!マジ鬱陶しい・・・)




b0136045_455313.jpg

       さあ!冒険の旅のスタートです!!(前回も載せましたね・・・すみません・・・)



b0136045_4573040.jpg

        トンネルを入ってすぐの所です。オレンジの灯火が幻想的です・・・。



b0136045_52556.jpg

       歩道の様子を伝えようと思って撮った写真。この粒々みたいの、何だか分かります?
       答えは車が巻き上げる粉塵です。それにフラッシュの光が反射してこう写るんです。
       トンネル内はメッチャ埃が凄いんですよ!!最初はかなりゲホゲホ咳き込みました。
       でもすぐに慣れた♪人間の環境適応能力侮れじ!(単に鈍感なだけちゃいますか?)



b0136045_5114238.jpg

       同じ場面をフラッシュ無しで撮るとこうなります。



b0136045_5143863.jpg

       アクアも入れて撮ってみました。
       こんな風に、自転車と人ひとりが並んで歩けるだけのスペースはあります。



b0136045_520587.jpg

        車の往来が途絶えた隙をみはからって、反対側の歩道に移ってアクアをパチリ。
       フラッシュを使うとこの有様・・・。埃スゲー!!



b0136045_5265212.jpg

       500mばかり進んだ所(上部の距離標識に注目)
       ダンプクラスの車幅の車両が通ると、ちょっと怖いです・・・。
       『ゴーッ!』という接近音&残響も凄い・・・。



b0136045_5321314.jpg

        水が浸み出してきました・・・。歩道は当然泥濘(ぬかるみ)に・・・。



b0136045_5492851.jpg

       同じく歩道泥濘の写真。泥濘に轍(わだち)が刻まれているのがお分かりだろうか?
       この轍の幅は間違いなく自転車の車輪による物です。保線作業員が自転車押して
       トンネル内を通行するとは思えないから、これは一般人が自転車押して通ったものと
       推察される。いやぁ~似た様な事考える人(つまり怠け者←笑)
       案外結構いるみたいですね~(笑)



b0136045_6184268.jpg

        突然周りが明るくなりました。実は正丸トンネルには、日本では非常に珍しい
       トンネル内のサービスエリアがあるんです!ここは高速なんかのサービスエリアと一緒
       でトイレや休憩スペースは勿論の事、何とお土産物屋さんなんかまであるんです!
       正丸トンネル名物『トンネル饅頭』なんて物まで
    売ってたのには、ちょっとビックリ!



b0136045_995119.jpg

       まあ当然んな訳なくって(笑)
       ここは単なる退避スペースです。
       逃げ場の無いトンネルの内で、何らかのトラブルに見舞われた車両が退避できる様
       こうした区画が設定されている訳ですね。小生もここで一息入れました♪



b0136045_6232954.jpg

       ここでアクアの雄姿を一枚パチリ。



b0136045_6251770.jpg

       アップにしてもう一枚パチリ。いや~アクアのアップなんて載せるの
       かなり久し振りなんですけど(笑)しっかし自転車のブログなのに
       『アクア(自転車)のアップ載せるの久し振り』とか言っちゃって、一体拙ブログは
       何者なんでしょう・・・。しかもこんな穴の中(トンネル)で自転車の写真撮ってるなんて
       一体小生な~にやってんでしょうね・・・(愚行だろ!愚行をやってんだよ!←嘲笑)



b0136045_712265.jpg

       トンネル内にも関わらず、車は結構スピード出して走っています。
       薄暗い内で生身を晒して見ているからそう感じる(錯覚している)のかもしれませんが
       最低に見繕っても時速60Kmは下らない様な・・・。
       40Km規制の標識と『速度落とせ』の電光警告が空しく佇んでいます・・・。



b0136045_7212213.jpg

       お~い!そこのトラック!『速度落とせ』って警告出てんぞ~!!



b0136045_723451.jpg

       『速度落とせ』って言ってんだろ!!無視すなーッ!!



b0136045_726505.jpg

       小休止を挟んで再び歩き出します。
       まあ『小休止』と言っても、実は写真ばっかり撮っていたんですが(笑)
       歩きを再開して程ない地点にあった距離表示。小生の進行方向は左側です。
       おお!もう半分以上来てるではないか!!がんばんべ~。



b0136045_7335137.jpg

       泥濘が酷くなってきました・・・。



b0136045_7351219.jpg

       最早『せせらぎ』を形成しています・・・(分かります?)



b0136045_7364953.jpg

       つーかおい!もうこれは『小川』だぞ!!何でトンネルの内に小川が流れてんだよ!!
       責任者出せ! 
       って『責任者』は俺か・・・俺が『トンネルを歩く』なんて選択をしさえしなけりゃ
       こんな状況に陥る羽目には至らなかったんだからなぁ・・・。
       あっ!ビンディングシューズが泥だらけだよ!!くっそ~!お気に入りだったのに・・・。
       やっぱ責任者出せッ!
       (お前だよ!)




b0136045_7544311.jpg

       おお!出口が見えてきました!!
       翼よ・・・あれが芦ケ久保の陽(ひ)だ~ッ!!



b0136045_758881.jpg

       もうちょっと・・・もうちょっとでゴールです・・・って、アクアが出口付近に写ってんじゃん!
       ハハハ・・・お察しの通り、この写真はゴールしてから身ひとつ戻って撮った写真です。
       ブログの演出上『ゴール一歩手前』ってな写真が欲しかったので使ってみたのですが
       自分でネタバレしてれば世話ないですよね(笑)
       ん?待てよ?画像処理してアクアを消せばいいんでないかい?
       よ~し!アクアを消して掲載しなおすか~♪(ネタバレした以上、最早手遅れだろッ!)



b0136045_863529.jpg

       遂にゴール!
       所要時間は約45分でした。たかが2Km歩くには時間かかり過ぎですが
       写真とか一杯撮って遊んじゃったからこんなもん(あんたバカですか?)



b0136045_810165.jpg

       アクアも頑張ってくれました・・・。まあただ『押されていた』だけですが(笑)



b0136045_81444100.jpg

       「おどりゃ~!ロードバイクたるこの身に加えられた大屈辱
       (トンネルを押して移動させられた事を指す)絶対に絶対に許さんぜよ!!」
       
       とばかりに眼(まなこ)を妖しく鈍く光らせるアクア・・・。フラッシュの光がたまたま
       サドルバック後部の反射素材に当たって上記の写真となった訳ですが、言われて
       みればアクアがそう嘆いている様にも見えるし、中々印象的な写真でしょ?
       今年のピューリッツア
  ー賞はもらった!

       (はいはい・・・もらえる
  といいね・・・)





b0136045_8404040.jpg

       トンネルを完全に出た所での一枚。
       前方の山々を下った先が秩父です(まあこの時点で住所的には既に秩父ですが・・・)
       あの山の彼方に
  君(観世音菩薩様)が
  いる・・・って感じ
  ですかね(笑)

       (ラブコメ漫画みたいな
  表現すなーッ)





b0136045_852776.jpg

       おまけ。泥だらけのビンディングシューズ・・・。
       これまで一度もこんな汚れ方、した事なかったのに・・・(涙)










この項終わり(『秩父三十四ヶ所 第三夜 その2』に続く)   
by shousei0000 | 2008-08-28 09:16 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(2)

秩父三十四ヶ所! 第三夜。

・・・投稿が消えた・・・書きかけの投稿が消えてしまった・・・あんなに長く打ったのに・・・。

































あ~もうどえらい頭きた!やけのやんぱちだ!!超~短かくすませたる~ッ!!!
(読む人にとっては、むしろその方が望ましのでは?←嘲笑)
































という訳で8月8日のサイクリングの記録なんですが、この日のスタートは波乱含みのものとなりました。サイコンが見あたらなくて無しとなったり、出発がまたまた大幅に遅れて8時になったり、それでいながら予定外の朝食に時間を割いてしまったり(自宅でパンを口にしていたが『山田うどん』の匂いにやられてしまった←笑)そこを出る時にヘルメットをかぶってなかった事に気が付いたが、自宅に取りに行く時間が惜しいのでそのまま走り始めてしまったり(予定外の朝食を摂る時間はあっても、ヘルメットを取りに戻る時間はないんかい!)挙句は
またまたう〇こがしたくなってしまい、2回もう〇こ休憩を取ってしまったりととにかく小さな混乱が続きました・・・。


そんなこんなで正丸峠へのアプローチが近づいて来た時、小生は何だか精神的に疲れてしまっていました。時間的にもおしていた上に、峠を力走するメンテナリティーにも事欠く状態・・・(それ程の峠ではないのですが・・・あと小生の気質からして『力走』なんてあり得ないのですが←笑)そんな中、小生はふとある事に気付いてしまいました・・・。































「そうだ・・・正丸トンネルくぐっちゃえば(歩いちゃえば)いいんじゃないか?」





























正丸トンネル・・・それは全長約2Kmにも及ぶ、山を貫き正丸と芦ケ久保を連絡するトンネルである。勿論そこは自転車で走る様にはできておらず、普通サイクリストは旧道である正丸峠を越えて芦ケ久保へと下るのである。登りに4Km、下りに、う~ん・・・下りは何Kmだったかなぁ~?ちょっと忘れたが、小生の力量ではトータル45分程かかった覚えがある(山頂での休憩も含む)
それがもし正丸トンネルを歩いてくぐれるとしたら、30分もあれば向こう側に至れるではないか!(人の歩く速度を時速4Kmとして計算)時間の事はさて置いても、峠を登るパワーとメンテナリティーを労さず秩父に向かえるのだから
これは中々な上策と言えるのではあるまいか!?
(計算としてはそうだろうよ・・・でもサイクリストとしてそれでいいのか?ロードバイクを押して歩いてトンネルをくぐるなんて、あんたそんな事して恥ずかしいと思わんのか~ッ!)





b0136045_117387.jpg

 正丸トンネルの正丸側入り口です。




ちょっと見づらいとは思いますが、写真のトンネル左端に注目して頂きたい。細いものではありますが、歩道があるのが分かるだろうか?おそらくこれは一般人が歩く事を想定して作られたのではなく、トンネルを保線する作業員が通る為に用意されたのだろう。一般人が歩く為に作るのであれば、車道との間に柵とかガードレールとかを設定し安全を図る筈だが、それが無いのが上記事情を物語っている。しかし小生とアクアが並んで歩いても、それで一杯一杯という程ではなく、もんどりうって車道に落ちてしまうという事は考えにくい。
つまり十分に歩行が可能である!
(良い子のみんなは真似しないでね!)




「よし・・・行くか・・・」



小生はそう呟くと、アクアを押してトンネルの中に進んで行きました。
この夏最大の冒険ドラマ、ここに堂々の開幕!
(安全は確保した上での行動です!本当です!本当ですったら~ッ!!)











続く(以前ネットで正丸トンネルを歩いた人の記録を読んだ事があります。その辺も踏まえた上での行動であり、安全が確保出来ると判断したので上記行動に移りました。まあ自宅を出る時には、こんな行動をしようとは考えていなかったのですが・・・←笑)
by shousei0000 | 2008-08-26 11:29 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(0)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 最後

さてさて前回からの続きですが、常泉寺での参拝を終えた小生はそれでその日の巡礼を終了とし、帰途に就く事に致しました。時間は既に14時となり、そろそろ帰路を急ぐ必要があった。
と、ここで突然だが、小生は帰路は往路とは違う道で行こうと考えていた。ここからの話はこの界隈の地理勘の無い方には分かりにくいとは思いますが、頭の中で想像するなり、しかるべきサイトで秩父界隈の地図を検索するなりして、しっかりとついて来て欲しい。えっ?何ですか?


「だったらここに地図を載せてくれよ!」


ですって?
いやまあそれはその通りなんですが・・・。





















それが出来ないから(やり方分かんないから)苦労してるんだよ!バカ~ッ!!
(バカはあんたでしょ!)

























ええっとそれで帰路の話なんですが、何故往路と道を変えようかと思ったかと申しますと、これはずーっと以前に書いた話なんですが(最早ここにリンクを挙げる気力もない←笑)往路の正丸峠ルートは帰路では15Km近い登りになるのでそれはちょっと(凄く)嫌だな・・・
と思ったのが理由のひとつ(それが全てじゃねえの?←嘲笑)
そしてもうひとつの理由はと申しますと、ここまでの1~3番札所巡りをしているうちに正丸峠に至る国道299号線からかなり離れてしまったが故。これならわざわざ来た道を戻るより、直進して先程から頻繁に表示の出ている『この先、定峰峠。東秩父村、小川に至る』というルートで行った方が話が早いと思ったのだ。


このルートを採るにあたってはちょっとばかり悩んだ。
小生はこの日地図を持っていなかったのだが、この界隈の地理地形はある程度頭に入っているので、このルートで行ったとしても迷ったりとんでもない所に至ってしまう心配はなかった。ただ定峰峠は自転車、バイク、車のいずれでも走った事がなかったので
一体何キロ位登る羽目になるのか?勾配はどの位あるのか?といった事が、不安で不安でしょうがなかったのである・・・。
(そんな事ばっかり気にするな~ッ!)



それと東秩父村や小川といった普段行きつけない場所に下りてしまう事も気になったが、これは定峰峠で別のルート、即ち都幾川方面に行ける道が分岐している筈という確信があったのでまあよしとした。しかし縁とは本当に異なものである。この時の経験から小生は小川町を意識する様になり、その後『秩父三十四ヶ所 第二夜シリーズ』に記した、小川、寄居、長瀞経由での秩父突入を目指す事になったのだから・・・。
まあそれがまさかう〇この為にご破算になるとは思いませんでしたけどね(笑)←笑えません!汚いッ!!



あれれ?今回は巻いていく(急ぐ)つもりだったのに、前フリ結構長くなっちゃったなぁ・・・。
何といいますか・・・この『第一夜シリーズ』を書く事に疲れてきちゃってましてね・・・。
自分で言うのも何なんですが
たった一日のサイクリングの記録に、何で10話も書いてんだろう俺・・・。
(その自覚があるなら簡潔に締めろ~ッ!)
パトラッシュ・・・僕は疲れたよ・・・もうクタクタで一行も書けない位に・・・。
(『フランダースの犬』か~ッ!ああいう名作をこんな駄ブログのネタに使うな~ッ!!)


という訳で巻いて行きますが、帰路でまず困ったのがお昼ごはん。これまたずーっと以前に書いた通り、芦ケ久保道の駅ずりあげうどん屋も一番札所四萬部寺付近の通っぽい蕎麦屋もスルーしてここまで来た小生であったが、時間にして14時でしかも峠越えも控えている身とあっては、さすがにここで何かを腹に入れとかなくてはならない。そこで常泉寺の住職にお食事処を尋ねてみると


「それなら、すぐそばに蕎麦屋がありますが・・・」


「でもこの時間じゃ中休みだなぁ・・・」


とおっしゃる。
『そばに蕎麦屋ある』なんて原始時代級のジョークには腹が立ったがとにかく何でもいいから腹に入れたい・・・。
(因みに住職は勿論ジョークとして言った訳ではありません←笑)
そこで更に尋ねてみたところ、今度は近所の中華料理屋(つーかラーメン屋ね)を紹介してくれた。ここもおそらく中休み中だが、行けば何か作ってくれるから行ってみろ、という事だった。
おいこら住職!ちょっといい加減すぎるだろ!!
(勿論住職は好意で言ってくれたんですよ!念の為・・・←そんな事は分かってるッ!!)



それでその中華料理屋に行ってみたが、やはり予想通り中休み中・・・。
中に人の気配はしたから入ってみようかとも思ったのだが、初めて入る店で中休み中に食事を所望するのはさすがに気がひけてやめにした(変なところで気を使うのねあんた)
そしてまあ何か店位あんべえ~と走り出したのだが、これが見事にな~んもない!ラーメン屋もない!うどん屋もない!!牛丼屋もない!!!ファーストフードもない!!!!
ここは一体どこなんだ!?本当に日本なのか?チベットか~ッ!!
(チベット人民及びチベットを支援する皆様ごめんなさい・・・フリーチベット!←政治色なし←笑)



で、結局どうしたかというと
四萬部寺付近の蕎麦屋に戻りました(笑)
他にどうしても店がなかったのと、帰路に就く前に手足を伸ばして一服しリセットしたいと思いましてね・・・。だからコンビニで弁当とかパンではダメだったのだ!(あ、さすがにコンビニ位はありましたよ!秩父の皆さんの名誉の為に記しときます←笑)



b0136045_2364964.jpg

       例によって天ざる蕎麦で(笑)



ここは十割蕎麦のお店なんですが、さすがに蕎麦に魅せられて脱サラして修行したご主人のお店だけあって(妄想←笑)美味しかった!十割蕎麦というとつなぎが入ってなくボソボソした物というイメージを抱いていた小生にとって、ここの十割蕎麦の喉越し爽やかさと香り高さには驚いた!(香り高いのは十割蕎麦だから当然か?)後でネットで見たところ、秩父界隈の蕎麦屋としては中々有名で評判も良い様なので、ここに紹介させてもらいます。


『手打ち十割蕎麦 蕎都(きょうと)』


この後、定峰峠にアタックしました。アプローチの序盤に『峠まで7Km』との表示が出て微妙な気分に・・・。これが『5Km』なら「やった!楽勝~♪」と思うし『10Km』ならげんなりしつつも気合が入るところだが『7km』という中途半端さに、気合が入る様な入んない様な・・・。
しかも200mおきに表示が出るんだけど、これが逆に気勢を削ぐんだよなぁ・・・。せめて500mおきにしてくれ~ッ!(どう違うんですか?)


ま、割と何なく登りましたよ。蕎麦屋からのトータル時間は一時間もかかってしまいましたが・・・(距離は忘れた)正丸峠クラスの勾配でした。そんなにきつくありませんでした♪ピークには茶屋があるだけで(休みでした)標識とかなかったので写真はなし。そこから右に分岐して都幾川方面に向かうべく、あと3Km程登りました。既に稜線に出ているので大した事あるまいと踏んでいたのですが、この間(かん)の登りはちょっと脚にきた…。ラストではあやうく足を着きそうになったが
アクアではまだ一度も『押し』を経験していないので、負けてはならじと踏んばり我慢した。
(真福寺への登りで足着いただろ!押してたじゃないか~ッ!!)
それで辿り着いたのがここであります!


























b0136045_23483693.jpg

              ローディーの聖地、白石峠でんがな!
      

























そう!小生遂にこの界隈のローディーの方がトレーニングに日参する、あの白石峠に来ちゃったんです!!まあローディーの皆さんは都幾川の方から登って来るので、小生が来たルートでは『白石峠を制覇した!』とは言えないのだが、それでも白石峠に来た事には変わりはない!(よね?)う~ん・・・感慨無量・・・(逆ルートですが←笑)それではその感激を込めてもう一度・・・。























b0136045_23572741.jpg

小生、白石峠に立つ!感激故の写真原寸大!!
(逆ルートで来たのに、大袈裟な事するな~ッ!!)























そして白石峠を下りました。感想は・・・う~ん・・・。
「こんな道を登るなんて拷問だ・・・ローディーってのはドMの集団か?あ、でも、小生もドMだからお友達になれそう♪」な~んて思いましたね(笑)
(お前のドMは違う意味での、本式本元のドMだろ~ッ!!)
都幾川からはいつも通り県道30号線をひたすら走り、そして国道463号線バイパスを経て帰宅しました。あ~疲れたぁ~(ブログを書く事に・・・)でも楽しかったぁ~(ブログを書く事が♪)
本日の走行距離120Km強でした(新記録!)








おしまい(でもすぐに『秩父三十四ヶ所 第三夜シリーズ』が始まります←笑)
by shousei0000 | 2008-08-25 00:08 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(0)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 その9

絶対に負けられない闘いがここにもある!


















さてさて前回からの続きですが、前回の末尾を上記の様に締めてしまったもんで、皆様の中には諦念と悲哀のこもった溜息なぞつきながら


「あ~あ・・・ま~た真福寺への登りの時みたいな、冗長で散漫な駄文がダラダラ続くんだ・・・」


「どうしてこの人はこう、いつも話を引っ張るかねぇ・・・」


「読んでて本当疲れるねぇ・・・」


な~んて呟いてる方もおありではないかと思いますが、大丈夫!心配なし!!
すぐに結論書きますから!!!言っときますが・・・。
疲れてるのは小生だって一緒です(泣)





で、小生VS添乗員さんの常泉寺前直線100m勝負の結論ですが
勿論小生が勝ちました♪
結局50mの差はそのまま縮まる事なく、小生→添乗員さんの順でゴールした訳です。
とにかく25分待つのは絶対に嫌だったので
小生ちょっと頑張っちゃいました(笑)そしてまあ、添乗員さんの方に全く張り合う気がなかったのも、小生の勝因のひとつでしょうね(つまり・・・あんた一人で熱くなってたという訳ね・・・←嘲笑)


この勝負?の後、境内に向かったんですが、そこで当然件(くだん)の四国からの巡礼団の皆さんと再会しました。勿論おばあちゃんのありがた~い合掌も再見させてもらいました。ただねぇ・・・光明寺で見た時程『ありがたい・・・』と思わないんですよ。巡礼団の皆さんについても、前程親愛の情が湧かないんですね・・・。むしろ・・・。














「お前らのせいで、あやうく25分待たされるとこだったんだぞ!徒党を組んで巡礼するなッ(怒)」






「大体そんな物見遊山な巡礼をして、それで観世音菩薩様の御心が得られると思ってんのかッ!!」






「巡礼ってのは基本的に独りでやるものだ!だから背中に『この身は独りでも、心は観音様と一緒です』という意味の『同行二人』の文字を入れるんじゃないか~ッ!!!」
















という憤りの気持ちが湧いてきちゃってねぇ・・・。『25分待たされるかもしれない!』となっただけで(実際に待った訳ではない←笑)我の張った醜い心を、こんなにも脆く露呈させちゃうなんて・・・。
小生が悟りを開いて、本当に心の底から『ありがたい・・・』と呟ける日は、まだまだちょっと遠い様ですな・・・(本当だよ!あの光明時での呟きは何だったんだ?大泉洋よりひでえッ!!)



b0136045_15135291.jpg

       常泉寺の御堂。ちょっと見にくいですが、赤丸の位置に小生が一番乗りを争った
       (添乗員さんは争っていない←笑)納経所があります。



b0136045_1517242.jpg

       常泉寺本堂。ここで前述巡礼団と再会したのですが、その時の心の動揺を示す様に
       写真は激しく左傾しています(笑)



b0136045_15221352.jpg

       同本堂を角度を変えて。この写真もやや左傾してますね。やっぱ心の動揺って
       写真に如実に出るんですね・・・(あんたが写真下手なだけちゃう?)



b0136045_15263991.jpg

       常泉寺名物、木彫りの龍です。実に見事な出来栄えで暫しうっとり♪
       写真の出来栄えがイマイチなのは上記心の動揺が故と、この時期はまだ
       携帯のカメラを使っていた為と思われる(だから!あんたが写真下手なだけちゃう?)



b0136045_15383711.jpg

       遂に出ました!御霊水!!(名水の事です)ポンプ式の井戸水でした。
       冷たくて美味しい霊水は、我々ローディにとって何よりのご馳走ですな♪
       (あんたロードメンだろ~ッ!つーか今更この内容で、ローディも何もないの
       では? 最早自転車の事、な~んも書いてねえじゃん?一体何のブログだよッ!!)















あと一話続きます(笑)←笑えません!
       
by shousei0000 | 2008-08-23 15:49 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(0)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 その8

さてさて前回からの続きですが、前回のエピソードから15分程して後、小生は3番札所常泉寺に辿り着きました。時間は既に14時近くになっており、帰路の事を考えると、ここが本日最後に巡るお寺となるだろう。積年の想いを込めて始めた秩父三十四ヶ所巡礼の旅・・・。その旅はまだ最初の一回で、しかも巡礼開始わずか三時間にも満たない間に、既にここまで語ってきた様な様々なエピソードを発生させた。


「今日はこの寺で終了となるが、この旅はこの先一体、どれ程多様なエピソードを小生にもたらすのだろう・・・?」


そんな感慨に浸りつつ小生は常泉寺の駐車場にアクアを停めて、本堂に向かって歩き出したのでした。



b0136045_21382431.jpg




写真中央の白砂の部分が駐車場で、そこから左手に伸びる細い道が本堂へのルートです。駐車場と本堂の間にはご覧の通り田んぼが控えており、その間(かん)の距離は200m位といったところか?その道を小生がのんびり歩いて100m程進んだ時、駐車場の方向に何やら大きな車両が入ってくる気配を感じました。それで振り返ってみたところ、何と!先程光明寺で会った四国からの巡礼団のバスが停まっているではないか!!



b0136045_21492955.jpg




駐車場にバスが停まっているのがお分かりだろうか?それが四国からの巡礼団のバスである。先程別れたばかりの一団とまたここで再会した僥倖(ぎょうこう)に小生は思わず手を打ったが、札所2番を巡ったら次に三番札所に来るのは当たり前な事で、よく考えてみれば別に僥倖でも何でもない。因みに今『札所2番を巡ったら次に三番札所に来るのは当たり前な事』と書いたが、実は案外そうでもない。皆さんは札所巡りは番号順に行うのが当然と思うかもしれないが、巡り易さに力点を置いて、順不同に巡る輩(やから)も実は結構多いのだ。嗚呼・・・嘆かわしい・・・。
素人って奴は全く・・・。
(お前も始めたばかりだろ~ッ!)


それでも小生は嬉しかった!この再会を僥倖としてことほぎたかった!だってこの一団には、前回述べたあのおばあちゃんがいるのだ!あのありがた~い合掌を再び目の当たりに出来るのだ!!そう思うと堪らないものがある♪


「ああ・・・嬉しいなぁ・・・またあの合掌が見れるなんて・・・」


「やっぱり旅って異なものだなぁ・・・」


「そうだ!今度はちょっと何か話してみようか?」


「『こんにちは。先程光明寺でお見かけしましたが・・・』とか話しかけたら、きっとおばあちゃん優しい口調で『はい、こんにちは。勿論覚えていますよ。とっても精悍な青年だなぁ~って、皆で噂してたんですよ♪』な~んて微笑んでくれるに違いないさぁ~♪」


そんな虫の良い妄想に独りニヤけていた時
(敬虔なおばあちゃん相手に妄想するな~ッ!)
小生はふとある違和感を覚えて目を瞬かせました。バスからは先程の白装束の一団が降り立っています。引率の住職らしき人が混じっているのも先程通り。しかしその中に先程は見かけなかった(本当はいたんだろうけど気付かなかった)スーツ姿の男性がいたのです。さすがにこの暑さですから上着こそ着ていませんが、ネクタイなんかしっかりしちゃって、この一団の中ではかなりな異彩を放っています。明らかに場違いな男性です。あれは一体何者だろう・・・?


「あれは・・・そう・・・添乗員じゃないか?」


小生は程なくそう思い当たりました。巡礼とはいえバスを借りて宿にも泊まるとなれば、これは世間的に見れば立派な観光旅行である。それに添乗員が付くの当然の事。何しろ相手はお年寄りばかりなのだから、いつポックリ逝く者が出ても体調を崩す者が出てもおかしくはない。添乗員の一人も付かなきゃ危ない安心出来ないではないか!(ちょっと不謹慎な書き方だったかな・・・すみません・・・←そう思うなら書くな~ッ!


それでその男性が添乗員である事は分かったのだが、そして服装が周りの人と違うのも納得がいったのだが、それでもその男性にはまだ違和感が残っていた。
小走りなのである。ダッシュと言ってもいい。
周りの人達、つまり彼にとっては『客』である筈の人達を置き去りにして、大きな包みを小脇に抱えて小生の方向、つまり本堂に向かってダッシュしてくるのは、どうにもこうにも違和感バリバリである。



b0136045_012074.jpg

       位置関係の説明です。カメラの液晶画面に直接タッチペンで書いたものなので
       「字下手だね・・・」とか言わない様に(笑)



「そりゃ~寺の説明なんかは引率の住職がするんだろうから(光明寺でもしてた)添乗員といってもバスガイド的な仕事はしないのかもしれないけれど、にしても客をほかって独りでダッシュってのはどうなんかねぇ~?」


「う〇こでもしたいんかねぇ~」


そんな風にほくそ笑んでいたのだが
(お前と一緒にすな!)
次の瞬間、小生は突然ある事に気付いて愕然とした!
あれは・・・あの添乗員が小脇に抱えているのは・・・。
あれは人数分の納経帳ではあるまいか!?


そう考えれば全てに合点がいく・・・。
彼が添乗員でありながら客を置き去りにしているのも、巡礼の団体の中で独りだけダッシュしているのも・・・。
つまり彼は客に先駆けて納経所に納経帳を提出して、客がのんびりお寺を廻ってるうちに朱印を頂いておこうという魂胆なのだ!


何しろ20人からの団体である。仮に納経帳一冊に朱印を書いてもらうのに1分かかるとして、20人分ともなれば20分かかるという事になる。しかも彼の抱える包みからは納経帳とは別に朱印を頂くと思われる、掛軸なんかも5本ばかり覗いている(そういう物があるんです)となれば、更に5分加算されて25分という事に!


まあそれはそれでよい。
彼等の一団が何冊何本に朱印を書いてもらおうと小生の知ったこっちゃないし、彼が客に先駆けてこの行動を取ってる事自体も『お客様をお待たせしない』という観点に立っての事だろうから、添乗員という彼の職業上、むしろよくやってる、偉い、とも言えるだろう。問題なのは
彼が小生の方向にむかってダッシュしている
という事である。小生と彼の間には100mばかりの距離があるが、彼がダッシュしてるのに対し、小生は口をポカーンと開けて、それを呆然と見やっている・・・。仮に彼が小生に追いつき追い越し小生に先駆けて納経所に納経帳を提出したらどうなるか?


























小生25分も待たなきゃならなくなるじゃないですか~ッ!

























b0136045_23572234.jpg

       再び位置関係と状況の説明です(笑)



「うお~ッ!冗談じゃない~ッ!!」


小生は思わず絶叫しました!(ローカルの寺の前で絶叫すな!!)
そんな事があっていいのか?そんな事があっていい筈がない!!
だってそうでしょう?小生はこの後、50Km強の道のりを自転車を漕いで帰らなきゃならないんですよ!しかも峠ひとつ越えてですよ!!それに対して、この巡礼団の面々はエアコンの効いた快適なバスでここまで来て、そしてこの後おそらくホテルなんか泊まるんですよ!
しかも多分そこで御馳走を喰らい、更にきっと温泉なんかにも入るんですよ!
そんな連中なんかの為に(最早『連中』呼ばわり←笑)何で小生が25分も待たなきゃならないんです?
観世音菩薩様だって、そんな悪行許さないよ絶対!
(お前のそういう考え方こそを、観世音菩薩様は絶対に許さないだろうよ・・・)


そう考えた小生は添乗員にくるりと背を向けると、一目散に本堂に向かって突き進んだ!この間(かん)小生と彼との距離は縮まっていたが、それでもまだ50mばかりのアドバンテージが小生にはあった。しかし小生がここまで60km強の道のりを自転車で来たのに対し、彼は快適なバスの中で居眠りをこいていた(想像←笑)つまり体力的には彼の方が余力十分であり、この程度のアドバンテージはアドバンテージと呼べない。しかも彼には職業的義務感、つまり


『お客様を待たせる訳にはいかない=一刻も早く納経所に納経帳を出す!』


という確固たる信念がある!それに対して、小生にはそうした心の支えというべきものが何ひとつない・・・。つまりこの点から言っても、わずか50mばかりの距離はアドバンテージとは呼び得ない・・・。よって今まさに繰り広げられんとしている札所三番常泉寺前直線残り100mでの競り合いは、小生と彼とのハンデ無しのガチンコ勝負なのである!






























絶対に負けられない闘いがここにもある!




















続く(オチまで書くつもりだったけど疲れてしまった・・・)
by shousei0000 | 2008-08-22 00:05 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(0)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 その7

b0136045_5383688.jpg




さてさて前回からの続きですが、未舗装の『江戸古道』をロードバイクを押したり引いたり担いだりして下るという愚行快挙を成し遂げた小生は、やがて二番札所納経所である光明寺に辿り着くきました。それが上の写真なんですが
山門がなくフラットに見渡せるエントランスに
(ま~たお寺に相応しくない表現・・・マンション広告の煽り文句じゃないんだから!)
すっくと仁王立ちする一対の金剛力士像が出迎えてくれて迫力満点!
そして境内に敷かれた玉砂利をザクザク踏み鳴らしながら、本堂へと向かいました。



b0136045_611783.jpg

       光明寺本堂。



ここで一礼合掌し更に納経朱印を済ませ、さてそれでは三番札所へ行こうかとアクアに歩み寄った時、一台の観光バスが小生とアクアの傍に停車しました。そこからドヤドヤと降り立ったのは、藁笠と白装束に身を固め金剛杖をついた20名程の一団。白装束の背中には『観世音菩薩様といつも一緒ですよ』という意味である『同行二人』の文字が躍っています。そう!それは遥々四国から来た(バスにそう書かれていた)お遍路さんのご一行だったのです!


「へえ~これが所謂『お遍路さん』かぁ~」


小生は失礼にならない程度に、その一行を眺めやりました。年齢層は下は50代位から上は80代位までといったところか?皆さんお遍路の装束がとてもよくお似合いです。お遍路の大本場である四国からわざわざここ秩父まで来たという事は、四国八十八ヶ所はとっくに巡り済みなのでしょう。その四国巡拝の中でお遍路の魅力に魅せられて、それでこうして一団を組んで秩父のお遍路にも手を染めたというところなのでしょう。言わば『お遍路の大ベテラン』です!それだけに皆さんの所作(しょさ)のひとつひとつが絵になり味わい深いです。


その中でも、小生はある一人のおばあちゃんの合掌に心打たれました。『おばあちゃん』といっても70代位のほっそりとした上品そうな女性だったのですが、他にうまい表現が見つからないのでここでは『おばあちゃん』で通させて頂きます。それでそのおばあちゃんの合掌が何というか・・・とっても雰囲気があるんです!これまたうまい表現が見つからないのですが、とにかく見ていて温かい気持ちにも優しい気持ちにもなる合掌だったんです。思わずそのおばあちゃんに手を合わせたくなる様な・・・そんな慈母観音を思わせる様な女(ひと)だったんです。


それはきっとこういう事ではないかと思います。そのおばあちゃんはこれまでの人生の中で、きっと幾度となく合掌してきた事でしょう。苦しい時、哀しい時、つらい時、或いは逆に嬉しい時、楽しい時、願い叶った時などにも、おばあちゃんは必ず手を合わせてきたのでしょう。それは『苦しい時の神頼み』『他力本願』などというものではなく、自分で出来る事を全てやった上での、自分の義務と責任を全て果たした上での事であったに違いありません。『人事を尽くして天命を待つ』そういうものであったと思うのです。


そうした自助努力を尽くした人には、必ず救いの手が差し伸べられます。それは神やら仏やらの手ならぬ、周りの人からの支援の手です。或いは励ましの声です。それは一生懸命、最大限の努力をした人にのみ与えられる・・・。現在開催中のオリンピックで活躍した選手のエピソードを見ると、そうした事例がとても多い事に驚かされます。人は独りでは生きていけない・・・誰かに支えられて、そして時には誰かを支えて生きていく・・・。


いくら真摯に寺社に詣でて石仏に祈りを奉げてみても、それだけでは何も変わらず生まれません。寺社は木造の建築物に過ぎず、石仏は単なる石の塊以上の存在ではないのですから・・・。また『合掌』という行為も、それ自体は『手と手を合わせる』というだけのもの。
我々人間はウルトラマンではないのですから、手と手を合わせたところで、そこからスペシウム光線が出たりはしないのです(なんじゃそりゃ~ッ)
それでも人が手を合わせるのは、自らを省みる作業としてではないかと思います。


「自分は己が義務を尽くしたのか?」


「本当にもうこれ以上はやれないのか?」


人は合掌を通してそれを確認し、本分を尽くしたと思えば結果を待つべく心を静かにし、まだ足りないと認識した時には、もう一度更なる努力を重ねるのでしょう。諺にして言います・・・『神は自らを扶くる者を助ける』と・・・。


話が大分飛びましたがおばあちゃんの話に戻しますと、おばあちゃんの合掌に雰囲気があったのは、きっとここまで述べてきた『正しいあるべき姿での合掌』を重ねてきた人だったからなのでしょう。しかるべき努力をんでその上で自己確認としての合掌をして、その結果当然様々な人々の支援や庇護を受ける事となり、そこに仏の加護を感じてまた感謝の合掌をする・・・。そうした在り方を数十年に渡って続けてきた結果、彼女の合掌は風雪星辰を経て磨き抜かれたものだけに見られる、いぶし銀の様な輝きと魅力に満ちたものになったのでしょう。


「だからだったんだなぁ・・・おばあちゃんの合掌がこんなにも心を打ち染み入るのは・・・」


小生はそう感じ入りました。やるべき事をやり人に扶けられ扶け、そうして齢(よわい)を重ねて今に至ったおばあちゃんの姿は、努力を怠りがちで人との関わりを煩わしく思う、そんな愚かしい生(せい)で人生の半ばまで来てしまった小生にとっては、とても眩しく、かくありたい存在に映りました。だから小生はおばあちゃんに向かって小さく合掌致しました。そしていつの間にか我知らず呟いていました。


「ありがたいなぁ・・・」


と・・・。
その呟きを自覚した時、小生は自分でも驚いてしまいました!
『ありがたい・・・』その言葉は『水曜どうでしょう』の『四国八十八ヵ所完全巡拝』の中で、旅が佳境に差し掛かる頃に大泉洋が、悟りを開いた様な表情で呟くものである。勿論それは番組展開上の演出に過ぎず、それを呟いた直後に
クリームパンを巡ってカメラ担当ディレクターと醜く争うという『悟り』とは程遠い愚行をして笑いを誘ったりするのだがそれでも彼が『ありがたい・・・』と呟く瞬間の表情には一片の真実味があり、小生もこの秩父三十四ヶ所の旅を通じて、いつかそれを呟きたい、呟ければと思っていた。


それが今こんな形で、たった三ヶ所のお寺を巡っただけの時点で口を突いたのには、他の誰よりも小生自身が驚いた!そして嬉しかった♪それを導いてくれたおばあちゃんの後姿に、小生はもう一度小さく合掌して頭を下げた。そして心洗われた清々しい想いで次なるお寺、三番札所常泉寺に向かったのでありました。








続く。
by shousei0000 | 2008-08-18 12:58 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(2)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 その6

かくして小生はアクアを押して『江戸古道』を登り始めました。
前回の末尾でも触れた通り、ここ『江戸古道』は本来自転車で登る様には造られてなく、従って今回の『押し』は『押し』としてカウントされません!
つまり公式記録上では、アクアと小生は『未だ押しを経験した事のないペア』という事になります!(力説)
ここのところは、くれぐれもしっかり覚えておいて下さい!
後日小生が名だたる峠にチャレンジした際、そこで力尽きて


『アクアを初めて押してしまった・・・』


と書く事もあると思いますが、それを読んで


「あれ~?二番札所への山道で押してたじゃん?」


な~んて言わない様に(笑)←笑えません!


こうして今回非公式な形でとはいえ(しつこい!)アクアを押してしまったのだが、その経験にはその経験なりの収穫がありました。アクアのポテンシャルの高さを、改めて実感する事が出来たのです!


「え~?『押し』で自転車のポテンシャルを実感したってどういう事?」


と訝しく思う方もおいででしょうが、すぐにお答えしますとも!
それは『アクアは軽い!』という事である!
四半世紀前の少年サイクリスト時代、小生はよく重量14Kgの『ロードマン』や同13Kg(だったかな?)の『片倉シルクランドナー』を押して峠を登ったものだったが(その頃から非力だったのね・・・)それぞれにそれぞれがとても重く、ハアハアヒイヒイ言いながら押したものだった。
しかし今回最大傾斜15%もの急坂を押し登った訳だが
(その位あるとネット情報で知りました・・・どうりできつい訳だよッ!)
重量9Kgのアクアは小鳥の様にふんわりと軽く、押しててあんまり苦にならなかったのです!
(どういう表現だ!意味がよく分から~ん!!!)


「あ~アクアは16万円もしただけあって、軽くて押してても楽だなぁ~♪」

「本当16万円も出した甲斐あったよなぁ~♪」


そんな感慨にふけりながら、フンフン鼻歌など口にしながら『江戸古道』の登りを楽しみました♪
(巡礼路で金の事を言うな!あと鼻歌もやめろッ!)そして漸く、目指すお寺に着いたのです。



b0136045_6314733.jpg

       秩父札所二番 真福寺。



b0136045_6332886.jpg

       『水曜どうでしょう 四国八十八ヵ所!』でもお馴染みの小坊主看板がお出迎え♪



散々苦労して登ってきたというのに、撮った写真はこの2枚だけ(笑)かつては山裾に諸堂僧房を連ねた大伽藍だったそうだが、その後大火に遭い全て焼け落ち、今ある御堂だけが再建され現在に至るという。よって無人であり見所も少なく、たった2枚だけの写真に留まった訳です。難儀してそれでも頑張って漸く到着しただけに、ちょっと肩透かしな感は否めない・・・。


「これだったらあれだな・・・再建されなきゃよかったのになぁ・・・」


「そうすりや、こんな苦労して登って来ずに済むのにさ・・・」


そんな罰当たりな気持ちを抱いてしまったのだが(ダメだろそれ!)
実際そう思う人は小生だけではない様で、ここは飛ばして、麓にある二番札所納経所である光明寺(真福寺が無人なので、その納経朱印を代行している)に直行する人も少なくないという・・・。それに比べりゃ、小生なんて立派なものだ!自転車に乗って(ちょっとだけ押して←笑)ここまでしかと登り詰めたのだから・・・。





観世音よ!そんな小生の努力を閲して、はよう嫁の一人も紹介せんかい!!
(『罰当たり×2=一生独身』ってところだな・・・)





この後、前述の光明寺に向かいました。
光明寺に向かうルートはふたつあり、ひとつは舗装された細い道で(往路の道とは違うもの)もうひとつは『江戸古道』の続きで、これは舗装されていない。普通ロードバイクで行くなら前者を選ぶのが当たり前だが、小生は何故か降車を選択した。それは『舗装されていない』というところに『本当に本当の江戸古道を征く!』という感慨と興奮を覚えた為である(笑)
そこで・・・。
未舗装の山道の中、アクアを押したり引いたり担いだりして、ヨタヨタと進み始めたのです!
(何でそんな事をするかねぇ・・・ロードバイクで行った意味がないじゃん!)



b0136045_7483761.jpg

       『江戸古道』の真骨頂!『未舗装の山道』です!!普通に登山道ですな(笑)



b0136045_7533297.jpg

       何だろうなぁ~この画(え)・・・何故スペイン製のロードバイクが秩父の登山道に・・・。



b0136045_7562680.jpg

       違和感あるよなぁ・・・オルテガ(仮名)が見たらビックリするかも(笑)






あっ!甥っ子パワーが起きてきた!(お盆なんで来てるんです・・・可愛いんですけど・・・ねっ・・・)
もうパソコンはできないや・・・。退散退散・・・。








続く(もう少し書きたかった・・・)
by shousei0000 | 2008-08-15 08:01 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(0)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 その5

絶対に負けられない闘いが、ここにはある!




















絶対に負けられない・・・アクアの為に負けられない!


前回記した様に、アクアにはまだ押された経験がない。いずれどこかで初めての『押し』を経験するにしても、それは名だたる難所と雄々し闘い、それで刀折れ矢尽き散り果てた上でのものでありたい・・・。こんな無名な巡礼路が相手では役不足なのだ!





絶対に負けられない・・・オルテガの為にも負けられない!


唐突に『オルテガ』という名前が出てきて読者諸氏は驚かれたと思うが『オルテガ』とはアクアのフレームを作ったスペイン人である。大酒飲みで気が荒く一見無愛想な男だが、実は路地裏の捨て猫を可愛がる様な優しさも持ち合わせている。しかしそうした裏の顔はめったに見せず、従って既に34歳にもなるのに未だに結婚できていない・・・。

こうした無骨なイメージの彼であるが、フレーム造りに於いては意外な程の繊細さと華麗さを発揮し、仲間達から一目も二目も置かれている。彼は自分の娘を愛しむ様にフレームを造り、それを製品として送り出す時には花嫁の父の様に、そっと人知れず涙を流すという・・・。
そんな彼が命を賭けて造ってくれたアクアを、こんな所で汚辱に塗れさせてはならない!
(量産品の、しかも外国製のアクアなのに、よくビルダーさんの名前とか境遇とか分かったね?←自分で考えてみただけですが・・・←妄想かよ!





絶対に負けられない・・・観世音菩薩様の為にも負けられない!


観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)とは、秩父三十四ヶ所を束ねる御本尊(主たる仏)である。小生は一番四萬部寺の問題の住職に聞いて、初めて観世音菩薩が秩父の本尊である事を知った・・・(いやしくも巡礼者なら、その位下調べしとけ!)
という事は即ち、今まさに闘っている山の上にある二番真福寺にも、観世音菩薩様がおわすのである!この坂路は彼女に至る為の試練なのである!!(『観世音は女性ではない』とする説もあるが、拙ブログ中では観世音を女性として捉えていきます。あと『観世音』と書いたり『観音』と書いたりもするけど気にしないでね。あ、『様』を付けたり付けなかったりもするからね←説明くどいッ!)
御本尊様のくだされた試練とあれば、これを乗り越えるに如くは無し・・・。
だからやっぱり、降りて歩く事などできやしない!!!


かくて決意は定まった!最早迷いも消え去った!!今や小生の胸にあるのは
絶対に負けられない!必ずやり遂げる!!
の一文ただそれのみ・・・。そんな想いに支えられながら、遮二無二に必死にペダルを漕ぐ・・・。
時速は先程から4Km台に留まっているが、それが一体何であろう?
ゆっくりでいいんだ・・・着実に前進しているのなら!
速くても怠惰な兎は負けた・・・そして遅くても着実な亀は勝った!!
そう・・・華麗さも派手さもこれまでに人生に抱合しなかった小生にとって、この時速4Kmで地道に坂を登る姿は、まさに人生の縮図であり自己表現に他ならない・・・。


小生よ!お前の生き様、見せてやれ!!


こうして不退転の決意で更にペダルを漕ぎ続けた小生であったが、その最中、ふとちょっとした事に思い当たった。時速4Kmとは、自転車が自転車として走り続けられるギリギリの速度である。あとちょっとでも速度が落ちれば失速して直立を維持出来なくなるだろうし、小石か何かを踏んでバランスを崩せば、これもまた直立を損なう結果になるであろう。そしてそうした事態が発生した時、ビンディングペダルに足を固定されている小生は、自転車諸共横転する事になるであろう・・・。
それはちょっと危ないのではあるまいか?


ここで突然凄~く陳腐な言葉を引用させてもらうが、小生は子供の頃、学校の先生にこう言われた事がある。曰く

「家に帰るまでが遠足だよ」

と・・・。
楽しかった遠足を終えた子供達は、往々にして注意力を散漫にしがちである。
そんな状態にある子供達は、遠足解散から自宅までの帰路の間に、どんな危険に会うか知れない・・・。そこで先生は子供達のたがを締める為、必ず上記の様な台詞を口にしたのであろう・・・。
そう考えれば至言である・・・。
安全は全てに優先する!


そして今の小生の置かれた状況を俯瞰すると、明らかに危険な状態である。何しろいつ転倒してもおかしくない状況なのだ!もし仮に転倒してしまったとしたら、まず小生が怪我を負う・・・。
そりゃ~時速4Kmという低速だからちょっと擦りむく位で済むとは思うが
そこから雑菌とかが入ってしまったとしたら、悪くすれば破傷風とかになる可能性だってなくはない!


そして同じく転倒してしまった場合、アクアが損傷する事も覚悟しなくてはならない。
それはアクア自体も嫌であろうしオルテガ(仮名)にとってだって不本意であろう。
また肝心の観世音菩薩様にあらせられても、その敬虔な使徒(小生の事←いつから仏教徒になったんだ~ッ!)が怪我をしたり、その愛車が損傷したりするのを望む筈がない。
つまりここで小生が無理をしてペダルを漕ぎ続ける事は、結果として多くの人に哀しみや痛みを感じさせる可能性が高い・・・。
そういう事は(無理にペダルを漕ぐ事は)今すぐやめるべきではあるまいか?



それからもうひとつ思い当たったのだが、今小生が必死になってペダルを漕いでいる坂路は、先にも触れた通り『江戸古道』と呼ばれる道である。江戸時代に整備された道だから『江戸古道』と呼ぶ・・・当然の命名である。そしてこの場合の『江戸』とは江戸時代初期頃を指すらしいのだが、日本に初めて自転車が入って来たのは、確か江戸時代最末期だったか明治初期だったかと聞いた覚えがある。つまりこの道が成立した時代には自転車という物はまだ影も形もなく
従ってこの道は自転車で走る事を想定しては作られなかった!


上に明記した通り、この道は本来自転車で走る様には作られていない。
それではどう走る、というか通行する様に作られたのかというと
それは徒歩で通行する様、作られたのである!
そうした道を自転車で走る事には、ちょっと無理があるのではあるまいか・・・?


といいますかね、ちょっと勿体無いと思うんですよ。折角の『江戸古道』を、木々の間から優しい木漏れ日が差し、梢を渡る風が爽やかであり、今日び中々味わえない静寂が満ちるこの『江戸古道』の雰囲気って奴を、必死になってペダルを漕いでる状況の中で、果たして満喫する事が出来るでしょうか?いや、決して出来やしないでしょう・・・。そりゃ~このままペダルを漕いで登り詰めればサイクリストとしては本懐かもしれませんが
巡礼者として、それは果たして正解なのでしょうか・・・?


皆さん、観世音菩薩様のお顔って見た事あります?とっても優しい柔和なお顔をしているんですよ。それに対して、今の小生の顔はどうです?
「絶対に負けられない!」と勢い込み頑張っているといえば聞こえは良いですが、その実、我欲を剥き出しにして顔をクシャクシャにしているというのが実情です・・・。そんな悪鬼羅刹の様な顔で御前(みまえ)に行ったとして、果たして観世音菩薩様は喜んでくれるのでしょうか?


「小生よ・・・貴方は間違っています・・・」


「巡礼とは競ったり争ったりするものではなく、慈しみ愛し合うものなのですよ・・・」


とおっしゃり、その本来柔和である筈のご尊顔に、哀しみの色を湛えられるのではないでしょうか?ご本尊を哀しませてしまうなんて、それで巡礼者としていいんでしょうか?
敬虔なる御仏の信徒として、もっと違う採るべき道があるのではないでしょうか・・・。


かくして小生の採るべき道は決まりました。
小生は静かにクリートを外しアクアから降りると、徒歩でその坂を登り始めたのです。


安全を第一に考えて・・・。


『江戸古道』の風情を味わうべく・・・。


そして何より、観世音菩薩様の御心に沿う為に・・・。




































決して「あ~もうきついから降りちまおう!」と根をあげたとか「観世音菩薩にかけとけば、読者も納得してくれるだろう♪」とか、そういう浅はかな考えで降りたんじゃないからな!あと『江戸古道』は本来自転車で走る道じゃないんだから、この『押し』は『押し』にはカウントされないからな!ノーコンテストだからな!!その辺の理屈、分かるよな?分かってるよな?分かれ~ッ!!!
(はいはい・・・よ~く分かりました・・・分かったから皆まで言うな・・・みっともない・・・)




















続く(というオチでした←笑←笑えません・・・超~長かったし・・・)
by shousei0000 | 2008-08-14 01:21 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(0)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 その4

かくして小生と真福寺との一対一のタイマン勝負が始まった!



あ、でも『一対一』と言っても、こっちにはアクアもいるから、厳密に言ったら『一対一』とは言えないのかな?(自転車を変に擬人化するな!あと寺も山も擬人化するな!!)
まあそれはともかく、いよいよ始まった真福寺への登り坂をアタックし始めたのです。
道はもう完全に山道の体(てい)である。杉(でいいのかな?小生樹木の事、よく分からないもんで・・・)を中心とした樹木が鬱蒼と茂る中を、細く縫っていく一本の道・・・。車一台はかろうじて通れはするが、互いに行き交うのはちょっと無理・・・そんな程度の幅の道を、クランクを漕ぎ回して登っていく・・・。

あ、でも待てよ?今小生『車一台はかろうじて通れるが、互いに行き交うのはちょっと無理』なんて書いちゃったけど、真福寺手前に民家が二軒あったし、真福寺に車で来た巡礼者にも会ったよな?てことは、この道を車が登り降りするんだから、行き交える位の道幅あったんだっけかな?
あれ~?どうだったっけかなぁ~?
(不確実な情報を書くんじゃねえッ!)


そんな舗装こそされてるものの山道丸出しのルートを登っていたのだが
有り体に言ってきつくない!
四萬部寺の住職は

「そうですね・・・有り体に言ってきついです・・・」

と言っていたのだが
『有り体に言ってきつくない』のである!!
イメージとしてはそう・・・正丸峠クラスの坂路と思って頂ければ・・・。
(そんなローカルな峠行った事ねえ!だからイメージもしようがねえッ!!)
一応フロントはインナーにしリアも7速位に落として漕いでいたが、脚にかかる負荷はさほどでもない。いやしくもサイクリストを名乗る者であれば、十分普通に登れる道である!

それでは住職は嘘をついたのであろうか?この程度の坂路を『きつい』だの『押して歩く事になると思いますよ』だの口にした住職の発言何だったのだろうか?世の人々をすべからく救済すべき立場にある住職たる身が(大乗小乗で違いはあるにせよ)よもや嘘をつくとは思わないが、少なくとも間違った情報を発信してしまった事だけは確かであり、この行為はいかな住職とはいえども責めを受けなくてはならないだろう・・・。



しか~し!しかしです皆さん!!
お願い!住職を責めないで!!
(お前が『責めろ』と言ったんだろ~ッ!!!)
住職はね、嘘をついたんじゃないの!間違った訳でもないの!
住職はね・・・ただ知らなかっただけなの・・・。
小生の豪脚アクアのポテンシャルの高さ
認識していなかっただけなの・・・。


だってさぁ~皆さん?考えてもみて。住職はさぁ~これまでの人生の大半を仏門の修行に励んできた方だけに、世事にはちょっと疎いとことかもあるわけよ~(何故こんなにも上から目線?)
つまり我々ローディー(あんたロードメンだろ~ッ!)の事なんか知らない訳よ。
だから『自転車』と聞いたらジャ○コママチャリ位しか連想できず『有り体に言ってきついです』という発言になったと思うんだよね~(ただ『ママチャリ』と書けばいいのでは?伏字にしてまで『ジャ○コママチャリ』と書く必要がどこにある?)


「確かに・・・確かに、もしこの道をジャ○コママチャリで走ったらきついだろうよ」


小生は登りながら独りごちした。


「それも我々の様な峠とか走りつけてる者ではなく普通の人がここを走れば『「え~?1.7Kmも登るのかよ~!』」と悲鳴のひとつもあげたくなるわなぁ~」


「そう考えると、住職の言った事もあながち間違いでもない訳だ」


「ただなぁ・・・我々ローディーにとってこの程度の坂路は・・・・・・って
なんじゃこりゃ~ッ!


変化は急激に訪れた!まず脚に猛烈な負荷がかかり、次いで汗がドッと噴き出した!!
そして見上げた先には、斜度を強烈に上げた坂路が待ち構えている!!!まるで・・・まるでそう・・・
小生が大学時代春合宿で行った北八ヶ岳山域の、あの軽アイゼンで駆け下った坂を逆から見上げた様な光景である!!!
(どこだそりゃ~ッ!さっぱり分から~んッ!!)


勿論ギアはインナーローに落とした。力を込めて漕ぎもした。ポイントポイントではダンシングなども交えて、とにかくローディーとして(ロードメンだろ~ッ!)最善を尽くしてみた。
しかし速度はみるみるうちに落ちていき、時速4Kmを維持するのが精一杯になった。時速4Kmとは人間が歩くペースに等しく、自転車で走るペースとしては最低のラインである。
頭の中を『押し』の二文字がちらつき始める・・・。


しかし小生は負けなかった!歯を食い縛って頑張った!!普段非力で努力や根性とは無縁な存在である小生が何故そんなに頑張れたかというと、それは
こんな所で押したくない!
という唯一念が故・・・。
小生が乗ってるアクアは自転車である。エンジンの付いていない乗り物である。己が脚力だけが頼りの存在である以上、『押し』の可能性がつきまとうのはある種当然の事といえる。
小生なんかより遥かに手練(てだれ)なローディーの方のブログを読んでみても、押してしまったエピソードは決して珍しいものではない。であれば非力で何のトレーニングもしていない小生が押してしまったとしても、それは特段恥じなくてはならない事でもない。ただ・・・。


ここでだけは嫌だった!こんなサイクリストに何ら認知されない札所巡礼の途中の山道なんかで、アクア初の『押し』を経験するのは避けたかった!!
いずれ何処かで『押し』を経験するにしても、それはサイクリストの間できちんと名の通った、著名な難所(峠)での事でありたい・・・。だからここでだけは譲れなかったのです!!








絶対負けられない闘いが、ここにはあるッ!!!











続く(引っ張り過ぎで申し訳ありませんが、今日これから夜勤だし、お袋がテレビ観ててうるさくてしゃ~ないし・・・←そんな形で、自分の親をブログに出すな~ッ!!)
by shousei0000 | 2008-08-11 08:24 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(2)

秩父三十四ヶ所! 第一夜 その3

さてさて前回からの続きですが、小生は一番四萬部寺を出立して二番真福寺に向かいました。小生は各札所の所在地が書かれた地図を持っていたのですが(札所巡りのパンフレットに添付されていた地図)四萬部寺付近は森と畑と少々の民家以外何も無いローカル丸出しの光景が広がり

「え~道分かるかなぁ・・・?」

とちょっと不安を感じました。しかし結果オーライ!大丈夫♪道の角々には札所の方向を示す案内板があり、地理勘の無い素人でも迷わない様にしてくれている。その案内板の足元には江戸時代元禄年間に個人の方が作成されたという、石造りの道標まで置かれている。そう・・・この道は江戸時代から巡礼者が行き来した『江戸古道』と呼ばれる道なのだ。

見たところ普通の田舎道である。それは最早県道ですらなく、この界隈の住人の生活道という感じである。無論舗装されているし周りの景色が淡々としているので、そこに江戸の風情を感じる事は出来ない。しかしこの道が江戸時代から続いているのは石造りの道標が証し立てており、そこを現代のロードバイクであるアクアで走っている事に、不思議な感慨を覚えずにはいられない・・・。そんなちょっと幽玄な刻(とき)を過ごしていた小生だったが、ふと目に入った看板に現実に引き戻された。



『十割蕎麦のお店 こちらです』



その看板の方を見下ろしてみると(坂の上だったんです)四軒程の家が並んでおり、その内の一軒に更に看板が出ているのが見えた。看板さえなければ、まるっきり唯の普通の家である。おそらくは蕎麦の魅力にとりつかれたご主人が一念発起し、自宅を改装して蕎麦屋を始めたという類のお店であろう。つまりかなり気合の入った店と思われ、よって美味なる事が予想される。時あたかも12時30分(確か。もう結構前の事だから忘れちゃったよ←笑)昼飯を食うにはちょうど良い時間ではないか!



あ~中々ノリツッコミする場面が出てこないなぁ・・・。小さい字ばっかやなぁ・・・。という訳で、色文字拡大文字を使用する必要は全く無いんですが、インターバルに入れてみました(笑)←なんじゃそりゃ~ッ!!



ちょっと変なものを入れてしまいましたが(入れる必要あったんかい!←おっ!ノリツッコミの神、降臨~♪←だから!これもいらねえだろ!!)そんな訳で、小生そこの蕎麦屋で昼食を摂ろうかと一瞬考えました。しかし真福寺との闘いが控えているのと(坂があるので『闘い』です←笑)
「こうした名店を匂わせる蕎麦屋はお高いかもしれない・・・」という懸念が生じた為
結局そこで食べるのはやめにした(せっこいのぉ~!)


しかし後から思えば、ここで昼食を摂っておくべきだったのである。
ここをスルーしてしまったが為に、小生は後刻右往左往する羽目に陥る事になるのである・・・(芦ヶ久保道の駅のくだりでもそんな事言ってたけど一体何があったんですか?←内緒♪後でゆっくり書きますから~♪←どうせ『後刻、昼飯を食べる店が見当たらなくて難儀した』てな話なんだろ!←あ~ッ!何で先に言っちゃうの~!!!←いらねえ!こんなノリツッコミ、マジいらねえッ!!


この後、道はゆるゆると続き、やがて細い山道の様になった。いよいよ真福寺への登りの始まりである!登りがそろそろ始まるかなぁ~という地点に『真福寺まで1.7Km』という表示があった。
僅か1.7Km!たった1.7Km!!全然大した事ない!!!
この闘い、もらったッ!!




「あの住職さ~話が大袈裟なんだよね~!」

「こんな1.7Km位の登りで、小生とアクアが根をあげる訳ないじゃん(笑)」


こんな風に再び住職に対する失礼千万な独語を口にしながら走っていると
(巡礼中くらい独語やめろ~ッ!!!)
小生の視界数m先に棒状の物体が出現した。よ~く見てみると・・・。
蛇ッ!蛇であるッ!!


「ぎょえ~ッ!蛇だ~ッ!!」


思わず小生は絶叫した!その昔、小生がまだ紅顔の美少年だった頃(そんな頃があったんかい!←ありましたよ!今だって超~マグマ・ギザ・マンモス・セクシーですから、当時の面影が偲べるでしょ♪←どこがだ~ッ!)蛇を見つけると嬉々としてこれを捕らえ、ブンブン振り回して遊んだりしたものだった。しかしそれから齢(よわい)を重ねた今、小生にとって蛇は苦手なもののひとつである。それがこんな逃げ道のない山の中で出現したのだから、悲鳴のひとつもあげたくなる。しかしそんな小生の声に驚いたのか、蛇はスルスルと傍らの草むらに消えていった・・・。


かくして小生と蛇の闘いは未発に終わったのだが
(女みたいな悲鳴あげといてよう言うわ!←嘲笑)
これは考え様によれば慶事といえるのではあるまいか?
蛇(へび)は読み方を換えれば蛇(じゃ)であり、同じ音(おん)の言葉として『邪』(じゃ)というものがある。つまり

『蛇(へび)を追い払った』

という小生の行動は(あれで『追い払った』と言えるんかい!)

『蛇(じゃ)を払う』

という事となり、これは転じて

『邪(じゃ)を払う』

という事に!!!!!!!!!!






























う~ん♪最高に幸先良いエピソードじゃ~ん♪♪♪
(何て虫の良い妄想だ!)






























かくして神に愛されているとしか思えないエピソードをひっさげて
(『神』じゃなくて『仏』だろッ!いい加減、何度も同じ間違いをすな~ッ!!)
小生は真福寺の山道を登り始めました。
小生の勝利、これなん疑う事なし!!
(自己陶酔MAX展開中ですわ←笑)






続く(昨日第三回秩父遠征←正確には二回目←笑 に行ってきました。この話を書きたいんですが、第一夜シリーズはまだまだ当分続きそうです・・・)
by shousei0000 | 2008-08-10 07:26 | 秩父三十四ヶ所 | Trackback | Comments(2)