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いつの日にかこの道をみんなで・・・最後の最後(いつもの事←笑)

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さてさて前回からの続きですが・・・ここからが漸く走行の話になります…もう変な方向に話を逸らしたりしないので、心配せず読んで下さいね・・・(前置き長いんだよ毎度!)

で、突然変な写真を載せましたが、これは東京ヒルクライム成木ステージのコースの『そろそろ登り始めかな?』という場所にあった碑文です。右端に『寛政12年』と穿たれているのに魅かれて撮ったものなんですね。この日この時点では小生『寛政12年』というのが西暦何年にあたるか知らなかったんですが(さっき調べたところによると西暦1800年に相当するとの事 キリが良いですね←笑)
「寛政年間って・・・多分江戸時代だろ?凄い!東京ヒルクライムってそんな昔から行われてたんだ~♪」と感じ入ってしまい、それで撮影に至った次第で~す♪
(これはただの庚申塔!東京ヒルクライム全然関係ねぇ!それとさぁ・・・ま~た話・・・逸れてんじゃん・・・)




















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ちょっと話は逸れますが・・・(本当に『ちょっと』で済むのか?←疑視)これは今話してる場所とは山(トンネル)ひとつ隔てた先にある『佐藤塚』の案内板です。石灰について述べられているのが分かるでしょうか?実は成木地区は関東では有数の石灰産地であり、殊に江戸時代初期に於いては、江戸城やら東照宮やら二条城やら大阪城の修築に用する為、江戸に直送されたそうです。所謂
『御用品』ってやつですね。で、皆さん『青梅街道』って知っているでしょう?実はあの道こそ、成木の石灰を江戸に運ぶ為に作られた道なんです!だから開通初期(1606年だそうです)には『成木街道』と呼ばれていたそうですが、その後石灰の運搬が水運中心に移行した事(多摩川なんでしょうね)そして何より『石灰の主産地』の立場を栃木県の葛生というところに奪われてしまった事からこの街道の主性格=成木の石灰を江戸に運ぶ=が変質し、遂には現在の『青梅街道』という呼称に変わってしまったそうです。今でこそ成木は『東京の外れの青梅のそのまた外れ』『特に目立った何かがある訳でもなく、観光資源にも乏しい片田舎』という位置付けですが、前述江戸初期の様に全国区の知名度を誇った時代もあったんですね。この話・・・暫く前に何気なく手に取った『東京を江戸の古地図で歩く本』という本で読んで「いつかこの話・・・ブログに書きたい・・・」と思っていたんだけど、今回こうして図らずも書けて良かったよ♪この本初めて読んだ時驚いちゃったもん。「へぇ~成木にもそんな時代があったんだなぁ~」って。こういう感慨って、ローカル走ってるとよく感じるんだ。「何でこんな辺鄙な所に集落があるんだろう・・・?」「どうしてこんな所に人が住み始めたんだろう・・?」と不思議に思ってネットとかで調べてみると、意外な繁栄や豊かな文化、技術、産物の歴史があったりしてビックリするんだよね~。人はね、意味もなくその地域に住む事は決してない。何らかの『その地域に住む様になった理由』ってのが絶対あるんだ。小生が住まう入間にだって中々な起源がある。今でこそ『アウトレットがある』『航空自衛隊の基地がある』程度にしか知られてない入間だけど、往古には『狭山茶の主産地』として全国区だった時代があるし、地域としての歴史は軽~く奈良時代まで遡れちゃうというんだから驚きだ!(入間で国分寺建造に用いる瓦を焼いていたらしいんです)まあそんな具合で、その地域その地域で起源や隆盛の時期は異なるけど、必ず何かひとつは見るべきもの、誇るべき存在があるんだね。だからみんな、自分が住む地域、自分の生活圏の地域、そしてひいてはこの日本という地域(国)を、もっと誇りに思うべきじゃないかと思うよ俺はさ。
(話逸れ過ぎだーッ!!)




















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余談が意外に長くなりました・・・申し訳ないッス・・・。
(何が『意外に』だ!わざとやったくせに!!←嚇怒)

いやね、この写真の上の方に橋があるの・・・分かります?それが小沢峠のピークなのよ。小沢峠にはもう何度も足を運んでいるけど(『何度も』って言う程でもないか・・・いつも松ノ木トンネルの方に逃げちゃうし・・・)いつもそこから今回の話の舞台になってるこの集落を見下ろして思っていたのよ。「何でこんな谷間みたいなとこに集落が・・・?」「その歴史や如何に・・・?」って・・・。それだけに今回その場所を初めて実走できて、そこに歴史を感じる『寛政12年』の庚申塔なんかも見出せて、
ちょっと嬉しくなっちゃったんだよね~♪独白だって長くもなろうってもんさ(笑)さあ、それはともかく…
そろそろ走行の話を始めねば・・・さすがに辛くなってきた・・・次回の話も『中編』程度にはなりそうやし・・・。



















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上成木の集落の道をS字を描く様に進んでいくと、そこで成木川に出会って登りが始まりました。
さっき載せた写真の『小沢峠から見下ろされるポイント』です。そこで『寛政12年』の庚申塔を見出しムヒョムヒョと喜んだりして(笑)その後「そろそろマジにいくか・・・」と呟き登り始めたんですが・・・
うわぁ・・・あの正面に見える山がゴールなのかなぁ…結構高いじゃん・・・嫌だなぁ・・・何でこんな事しなきゃならないんだ俺・・・(自分で行くって決めたんだろ!)




















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登り始めはね、こんな具合な沢沿いのなだらかな道でした。だから小生、「フフフ・・・ひょっとしたらこんな具合に、淡々とした登りでいっちゃったりしてね~♪」などと、淡い期待を寄せておりました。しかしこの時点での小生は知覚していませんでしたが、このルートは平均斜度が9%もあるものでして、まあ早い話が、この沢沿いのなだらかな道をものの5分も走ったか走らないかのうちにですね・・・・・



































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こういう登りになってしまいました・・・。この写真じゃよく分からないかもしれないけど、視界に入った瞬間、「あっ!やめて!」と悲鳴を挙げたくなる斜度でした…




















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やっ、やめて・・・・・・




















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やめてぇぇぇーーーッ!!



















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停まっちゃうぅぅぅーーッ!




















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常盤林道はこんな具合に荒れ放題の道でした・・・。この事は東京ヒルクライム絡みの何かのページで見て知っていました。でも知識として知っているのとそこを実際に走るのでは大違い・・・こういう障害物?にハンドルを取られそうで怖くて怖くて・・・(哀)途中からは林野庁の人?が整備してくれてて綺麗になってたんですが(実際に整備してるところを目撃した 「俺が来るんだから昨日のうちにやっとけよ!」と思いましたね←笑)前半はこういう路面が続いて鬱状態・・・。斜度がきつい事もあって「もう・・・降りちゃおうかな・・・」とも思ったんですが・・・




















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この看板に勇気づけられました!東京ヒルクライムの主催団体が掲げてくれたと思われる注意書きです♪基本地元の人が車でしか入らない山だから、こういう注意喚起も必要なんでしょうね。そっか~『自転車が練習しています』かぁ・・・。よ~し!俺も頑張るぞー!




















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自転車(の人)が・・・・・・




















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練習してい・・・・・・・





















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             まぁ~す(笑)



































とまあこんな具合に…バカ写真やら難ルートである証拠写真やら撮ったりしつつ、えっちらほっちらと登りました(笑)

因みに・・・足は着きませんでしたよ(豪語←笑)で、ピークについてですが、小生は事前のイメージとして「ハイジの牧場みたいなとこじゃないかな?」と思ってました。だってわざわざヒルクライムレースする様なとこなんですよ。ピークには絶景で綺麗な場所を設定して当然じゃないですか?主催団体だってその位の配慮はするでしょ普通。それに大会HP『山頂下ゴール広場は成木川の源流が湧き出しており、飲むことができます。暑い真夏でも冷たく美味しい天然ミネラル水です』とか書いてあるんだから、その点からも『深き山の中で、そこだけが奇跡の様にほっこりと優しく広がる場所』である事が想像できるってもんじゃないですか?だからそれだけを楽しみに登っていったんですが・・・


































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えっ!何なのここ?こんな中途半端なところがゴールなの!?タイミング悪く軽自動車とか停まってるし・・・




















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えっ?これが噂の『暑い真夏でも冷たく美味しい天然ミネラル水』なの!?パイプとかで引かれてるし汚いバケツとか置いてあるし・・・。何か・・・嫌だなぁ・・・
こんなの飲んじまって大丈夫なのか・・・(疑いの目)




















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眺望もゼロやし・・・(極哀)



































『エピローグ』へ続く・・・(時間切れなのと文字数がやばそうなもんで・・)
by shousei0000 | 2010-06-11 01:40 | 走行距離と短編日記


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