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秩父三十四ヶ所! 第六夜 その6

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さてと、前回の話で予告した通り、今回のシリーズでは寺の話は極力簡単にいくよ!だから境内にあった案内板をこうして載せてみたって次第。16番西光寺の詳細については、この案内板を参照してね~っ♪
(こんな小さな字を目を凝らして読めというんかい!)




















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色々うるさいねおまいら・・・。じゃ、これはどうよ?山門脇にあった、住職謹製と思われる案内板だ!これなら字が大きいから、パソコンでも読めるだろう?さっきの写真もこの写真も、おまいらの事を想って撮ったものだ・・・。えっ?「中々親切じゃねえか?」だって?あったりめえじゃん!いいか・・・一応言っとくけど・・・
俺ぁ~いつでも、このブログとおまいらの事を想ってサイクリングしてんの!ブログの為に走ってんだよ♪
(本末転倒且つ、嫌~なサイクリングだなそれ・・・・)




















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前掲住職の謹製と思われる案内板の(三)の部分に注目して下さい。『札堂と呼ばれる旧観音堂で、無数の納札の釘跡が残ってる』とあるでしょう?皆さん・・・何でこうした寺の事を『札所』と呼ぶか・・・分かります?そう・・・『寺を巡った証』として、その寺の随所に『札』を捧げるからなんですね。一般的にその『札』というのはこの写真にもある『紙の札』なんですが、往古の時代、その『札』は『木製の札』を意味し、それを寺に掲げるのに、『釘で打ってそれを成す時代』があったんです!!




















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で、これがその『木製の札を打った釘跡』ね。柱に釘を打った穴が無数に空いていて、なかには釘そのものが残っているのがあるの・・・分かります?(得意の赤丸で強調してみました←笑)これねぇ・・・すっごく貴重なものなの・・・。えっ?何ですか?「そんなん他の寺でも同じ様なもの・・・見れるんじゃね?」ですって?いや、そうじゃないんだよ!ここからはあて推量な部分があるのを承知で読んで欲しいんだけど、この『木の札を釘で打つ』という習慣は、多分江戸末期まで遡れると思うんだね。で、以前こちらにもちょっと書いたけど、秩父では明治11年に大火があって、その大火で三十四ヶ所札所の多くが焼けてしまったんだわ。だから秩父三十四ヶ所は『江戸期に整備され民衆の支持を集めた』なんてよく云われるんだけど、実は江戸期のそれを偲べる存在は必ずしも多くない・・・現存する物の多くは、大火後再建されたものだから・・・。ここまで説明すれば・・・分かるよね?そう!本16番西光寺の『木の札を打った釘跡の残る遺構』は江戸期のそれを今に伝える、極めて貴重な物なのだ!小生はすぐにそうと理解したから、深々と頭を垂れて往古を偲んだものでした・・・。
(確かあんた、前の方で『今回は寺の話はあんまり書かない』って宣言してたよね?ねえ?してたよねぇ?)




















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前掲住職謹製と思われる案内板の(四)にある『酒樽大黒天』を紹介します。これはさっきのとは違ってそんなに古い物じゃなく史跡としての価値もないんだけど、その素朴な民間信仰振りが中々に面白かったもんで、ちょっと紹介してみようと思った次第です。ま、軽~く読んでやっておくんなさい。




















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酒樽大黒天は大正期の古い酒樽を昭和40年代に改装してその中に大黒天(所謂『大黒様』ね)を祀ったところ、思ってた以上の信仰を受け、ある独特の願の掛け方が行われる様になったといいます。その『独特の願の掛け方』とは・・・(TBSの『世界ふしぎ発見!』みたいな展開ですね~←笑)



































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ぬぁぁぁぁぁ~んと、『名刺を奉納して願を掛ける』だったんですね~!皆さん・・・分かりました?当たりました?えっ?外れた?じゃ『スーパーひとし君』は没収させてもらいます。チャラッチャチャッチャッチャーーン♪
坂東英二さんと野々村誠君は言い訳をどうぞ~(笑)



































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こんな具合に、大黒様を祀ってある酒樽に無数の名刺が貼り付けてあるんです。まあ最初に挙げた写真でもこの様子はおぼろげに分かるので、黒柳徹子さんだったらあれ見た時点で、的中させたかもしれませんね(笑)で、折角だから小生も名刺を奉納したかったんですが、小生しがない内勤の現場介護士なもんで、名刺なんて代物は持ってはおりません・・・嗚呼・・・前の仕事=運送会社の営業マン=の頃だったら名刺あったから奉納できたのに・・・(哀)まあそういう仕事っちゃ~そういう仕事だし(『名刺を必要としない仕事』という意味)自分で望んで介護転職したんだから文句を言う事もできないんですが、42歳にもなって名刺ひとつ持ってない自分に「こういう人生って・・・どうなんだろう・・・?」と些か愕然としちょっと寂しい想いもした、春麗らかな秩父の昼下がりでありました・・・。
(確かあんた、前の方で『今回は寺の話はあんまり書かない』って宣言してたよね?ねえ?してたよねぇ?)




















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札所16番西光寺の本堂です。おや?本堂の左手に住職と思しき人が立って何かしていて、その周りに人だかりがしています。何が行われているんでしょう?我々もちょっと行ってみるとしますかね。
(確かあんた、前の方で『今回は寺の話はあんまり書かない』って宣言してたよね?ねえ?してたよねぇ?)




















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この光景をどう説明したらよいか・・・。住職と思しき人物(違うかもしないが)が両手にそれぞれ筆を持ち、左右から別の文字や絵を書いているんです・・・・・まあちょっとしたパフォーマンスですね(笑)
この一幕が『信仰の苑たるお寺』に相応しいものであるかはよく分かりませんが、何か謂われがあるものの様で、彼を囲む人だかりは或いは頷き或いは歓声を挙げ、その所作に見入っています。
(確かあんた、前の方で『今回は寺の話はあんまり書かない』って宣言してたよね?ねえ?してたよねぇ?)




















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仕上がった作品はお地蔵様入りの『いろは』でした。それを前に彼は注釈を墨入れ、何がしかの講釈を述べています。小生は途中から見たのでよく分かりませんでしたが、何かありがた~い話をされていた様です。で、このパフォーマンスはやはり何らかの謂われがある様で、この後この作品を含めた複数の同様の品が、飛ぶ様に売れていきました(お土産用に準備され並べられていた)




















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先にもちょっと疑問らしき事を書きましたが、やはりこのパフォーマンスは小生的には「信仰の苑であるお寺でやるには軽々である」という感想を抱きました。しかし、一年四ヶ月振りに再開した秩父三十四ヶ所巡礼の端緒でこうした光景が見られた事に、ちょっと嬉しい気持ちが芽生えたのも一方の事実です。だから思いました。「これは秩父札所の主たる仏である観世音菩薩様が、巡礼を再開した小生を寿ぎそれを嘉して、与えてくれた一幕だったのだろう・・・」「『小生や・・・迷う事なく巡礼の旅を続けていくのです・・・34番札所で貴方を待っていますよ・・・』との想いを、形に現わして示してくれたのだろう・・・」と・・・。フッ・・・そうか・・・そういう想いだったのか・・・再開して・・・よかった・・・
ありがとう観世音様!今後の小生に期待してネ~♪
(いつまで寺の話をしているんだ!自分で『今回はあんまり書かない』って宣言したくせに!!!←嚇怒)


































続く・・・(予定してた半分もいかなかった・・・『世界ふしぎ発見!』ネタとかいらなかった・・・←悄然)
by shousei0000 | 2010-08-02 00:50 | 秩父三十四ヶ所


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