さてさて前回からの続きですが、前回の末尾で触れた通り、「実は…約30年振りの小手指ヶ原なんです」「以前この界隈に住んでましてね…」てな台詞を口にした時、それまで警戒の色を湛えていたおばあちゃんのお顔が、一気に上の写真の様に破顔した!(毎度手前の顔写真代用でスマソ←笑)
そして
「あらまあそうかい!あんた子供の頃この辺に住んでたんかい!それで懐かしくて、わざわざ30年振りに訪ねて来てくれたって訳かい!」
「それは…ご苦労だったねぇ…」
とおっしゃると、顔をクシャッとして微笑んだ。
そのお顔が何というか…とっても良くってねぇ…。
曇天の雲が一気に吹き払われてお天道様が覗いたっつーか…蛹の背が割れそこから見目麗しい蝶の羽が開いたっつーか…。
とにかく見ていて、とてもドラスティックな変化だったのだ!
うろんな表情だったおばあちゃんがこの様に変わったのは、小生が昔この界隈に住んでいたと知ったから…。
今やおばあちゃんが無防備にあけっぴろげに笑い掛けてくれるのは『地域が取り持つ縁』って奴を感じてくれたから…。
何かね…ちょっと感動しちゃいましたよ(笑)
『コミュニティー』な~んて単語が、頭をよぎったりも致しました♪(一々大袈裟だ!)
でもこれで終わりではなかった…本当の驚きはその次にあった…。
一体何があったというのか…?
今ここに明らかにしよう…おばあちゃんの驚天動地なその言葉を…。
「しかしあんた…ちょっとおかしな事言ってたねぇ…『小手指ヶ原古戦場の石碑が移転した』とか何とか…」
「あの石碑はね…移転なんかしちゃいないよ…変わったのはね…周りの方さ…」
なっ、なにィーッ!
こっ、この石碑が移転していないだとォー!?(この日最大級の驚き)
じゃあ…この場所は『昔のまんま』って事かい!?
う、嘘だろう…嘘だと言ってくれぇーッ!(慟哭)
『エピローグ』へ続く…。
(ひっさし振りだねこのパターン←笑)