鳴呼…何という事でしょう…。
件のおじいさんはただの『橋梁マニア』でも『多摩大橋ファン』でもなかったのです…。
『それを傍観する人』ではなく『それを作った人』の一人だったのです…。
おじいさんはそれ以上多くを語りませんでしたが、ひょっとしたら『この橋を作った中枢の人物』だったのかもしれません…。
もしもそうであるなら、このおじいさんの多摩大橋に掛ける愛情の多さが頷けます…。
おじいさんにとって多摩大橋はご自身で語った通り『我が子同然』…いつもいつも気になってしょうがない存在なのでしょう…。
だから時々様子を見にくる…。
最早現役は退いたおじいさんですが(年の頃からそう判断)それでも時折多摩大橋がどうなってるか無性に気になる…。
そして足を伸ばして橋の上に来てみると、今回の小生の様に珍しげに写真を撮る人なんかがいる…。
するとおじいさんは嬉しくなる…。
『この橋は田中賞を受賞したんですよ』
『そして我々が作ったんですよ』
と伝えたくなる…。
その気持ちの流れを全て理解した時…

小生思わず感動してしまったのでした…。
(前回からの続きです…写真も前回からの使い回しです…で、もう職場駅に着いたのでこれで終わります…←全然話が進まねえじゃねえか!←締め呆れ)
続く…。