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ゼロの人間…その12。

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そして…朝の投稿に書いた高級駐輪場のオーナーさん(おじいちゃん←笑)との会話に従い、小生その翌日からフェルーカをこんな具合に停め始めたんだ…。

小生シフト勤務で働いているので、高級駐輪場(笑)に行く時間は朝5時台だったり7時台だったり9時台だったり、果ては14時台(夜勤入り…)だったりと様々なのだが、おじいちゃんはそのいずれの時間に於いても、約束の位置…最前列左側だ…をいつもぽっかり空けておいてくれた…。

小生はおじいちゃんの好意に感謝しつつそこにフェルーカを停めていたのだが、たまに寝坊などして時間ギリギリに高級駐輪場(笑)に着いた時には

「ごめん…おじいちゃん…」

「時間…ねぇ…」

と呟き、『もっと手前の少しでも駅に近い位置』に停めてしまう事もあった…。

我が高級駐輪場(笑)には自転車を停めるレーンが都合4つあるんですが、その左端にはいずれも『小生の定位置』と同じく『鉄の柵』があった。

だから寝坊時なども基本その『鉄の柵』がある位置に停めてワイヤー錠でフェルーカを括り付けていたのだが、その『鉄の柵』の位置がいずれも埋まっていた時には、やむを得ず『何にもない中間の位置』に停めてしまう事もあった…(『盗難云々』はどうしたんだよ!←呆れ)

そして仕事から帰ってみると…何とフェルーカが『小生の定位置』に移動している!

「『不思議な小人』がフェルーカを定位置に戻してくれてるのかなぁ…?」

と思った事もあったけど(メルヒェンか!)無論そんな訳はなく(笑)フェルーカを定位置に移動してくれていたのはおじいちゃんだった…。

おじいちゃんがエッチラホッチラヨチヨチとフェルーカを動かしてくれていたのだ…。

フェルーカは…軽い…その重量僅かに9Kgだ…。

しかし…おじいちゃんは…年だ…その齢(よわい)既に80余…(多分…)

「そんなご高齢のおじいちゃんに力仕事をさせるなんて…」

小生は正直申し訳なく思った…。

ご高齢のおじいちゃんがいかに軽いとはいえ9Kgはあるフェルーカを担ぐ…或いは…後輪を浮かせて前輪だけで転がし移動させる…(後輪とフレームにワイヤー錠を掛けているので、動かそうと思ったら必然的に後輪を浮かせるしかない…)

そんな姿を想像するだけで胸が痛んだ…。

「おじいちゃん…ごめん…」

「もう二度と寝坊しない…」

とその都度猛省するのだが、たま〜にまた…やっちまうんだよなぁ…(三ヶ月に一度位…)











続く…。
by shousei0000 | 2013-05-09 22:31 | 小径車あれこれ


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