人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クラーケンクエストII 最後!(完結!!)

クラーケンクエストII 最後!(完結!!)_b0136045_18382925.jpg
マヂス(小生←笑)はトゥール峠(鶴峠←笑)を下った先にある『山あいの山村』を見下ろしていた…。

炊ぎの煙が昇る…。
(嘘!いっくら山梨だからって今時薪で煮炊きしたりしてませんって!←笑)

どこかで童の声…。
(これは確かしていた…と思うんだけど…もう2ヶ月近く前の事だからどうだったか…)

ウォンウォンと吠える元気な犬…。
(これも…していたと思うんだけどどうだったかなぁ…)

『平和な山村の姿』がそこにはあった…。

今はまだ平和な山村…中原(覚えてます?←笑)を離れた辺境ワインラント(山梨←笑)の片田舎の情景…。

「でも…いずれはここもクラーケンに蹂躙されてしまうんだな…」

マヂスはそう思った…。

クラーケン軍の侵攻は既にタラ川(多摩川←笑)以南の地を席巻し、ごく近い将来その軍はタラ川を越えるであろう…。

その結果中原は侵される…。

中原の華たるトキオ…(東京←笑)

片田舎サイターマ…(埼玉←笑)

景勝の地ネズミーラント…(千葉←笑)

『北中原』とまとめ称されるグンマー(群馬←笑)チギ(栃木←笑)マホロバ(茨城←笑)といった諸州もクラーケンの魔の手に陥ちる…。

その次は辺境…ワインラント(もう一回言うね!山梨←笑)とて放っておかれる筈があるまい…。

世界は終わるのだ…異世界の存在たるクラーケンの手によって…。

変わってしまうのだ…『異世界からの侵略者』が今の世界を留めよう筈がない…。

「最早それに抗うすべはない…結局俺は何もできなかった…」

『今はまだ平和な山村』を見下ろしながらマヂスは小さくそう呟いた…。













































クラーケンクエストII 最後!(完結!!)_b0136045_19050811.jpg
「俺は…結局誰も救えなかった…」

マヂスの述懐は続く…。

ここまで遥か旅をしてきた…様々な経験をしてきた…。

その中には『得難い体験』が2つあった…。

ひとつはニコターマ(覚えてます?二子玉川ですよ←笑)で『この世界の主神ルビス』に会った事…。

もうひとつは程ない過去にトゥール峠で『光の女神フレア』に会った事…。

『神に会う』などそれまでのマヂスの人生にはない出来事だった…そんな得難い経験をしても結局自分は変われなかった…。

『ひかりのたま』を得られない自分はクラーケンに鎧袖一触されるのだ…そしてその結果『世界は終わる』…痛切な想いにマヂスの表情は引き歪む…。

マヂスは怒っていた…『何もできない自分』『変われない自分』『クラーケンの侵攻を許すこの世界の理不尽さ』といったものに怒りを燃やしていた…。

或いは哀しんでいた…『何も知らぬまま滅ぼされていく人々』『変わり果てた世界でそれでも生きていかねばならぬ人々』『中原が中原でなくなる理不尽さ』といったごく近い将来現出するであろう光景を脳裏に浮かべ哀しみを湛えていた…。

「俺は…どうしてこんなにも無力で…」

「必要な時に必要な事のできぬこの身など砕けてしまえ!!!」

自らへの怒りと哀しみが頂点に達したマヂスはそう叫ぶ…。

と…その時だった…






































クラーケンクエストII 最後!(完結!!)_b0136045_19244300.jpg
『ドゴンヒュアー!』という音と共にマヂスが発光した!

マヂスの身体をネオングリーンの光が包む!

その光は一旦眩く輝いた後『ヒュインヒュインヒュインヒュイン』という音と共に安定する…そしてその光は途方もないエネルギーを湛えていた…。

「俺は…このエネルギーを統御できている!」

マヂスは叫んだ!

最初に光り輝いた時に身体が持っていかれそうな爆発的な力を感じたが、今はその力は安定していて彼の指示を待つ…そんな感じだった…。

そしてその時…マヂスの頭に『膨大な量の情報』が流れ込んできた…。

或いは『画』(え)として、或いは『謎めいた声』として情報が洪水のように流れ込んでくる…。

それら情報は『ひとつの事』を語っていた…。

この世界は様々な星によって構成されている事…星々のひとつひとつに『固有の文明』が存在する事…。

それら文明は本来接触すべきではないのだが、稀に他文明に接触を試みる『異世界からの挑戦者』が現れる事…それを防ぎ固有の文明を守る為の『調整者』という者が星々に派遣されている事…。

マヂスはその『調整者』の一人である事…まだ赤子の折に『小さな玉のような宇宙船』でこの世界に落とされた事…。

『調整者』の上位には『全能者』なる者がいる事…全能者は『この宇宙を統べる者』であり、それはもうある意味『神を越えた存在』である事…。

全能者のマインドコントロールで『マヂスがこの星に落とされた事』は『なかった事』にされた事…この星に住む者にはそれは『ちょっとした流れ星』と認識され、イルマ民国(入間市←笑)で『まだ赤子のマヂス』を見出したひとりの女性はそれを『普通の捨て子』とみなし育み育てた事…(『マヂスがみなしごであったという伏線』これにて見事に回収!←笑)

『マヂスの記憶』も封印されていた事…その記憶は『異世界からの挑戦者』が現れた時初めて解放される事…。

記憶の解放には『あるプロセス』が必要である事…『穏やかな心を持ちながら激しい怒りや哀しみで心張り裂ける時』初めて覚醒するという事…その時が『今』であった事…。

「アルセカイデハ…ソレヲ『スーパーサ◯ヤジン』トヨンダ…」

『情報伝播の声』がそう伝える…。

「『スーパーサイ◯人』…初めて聞く言葉だ…」

驚きに身を震わせながらマヂスがそう呟く…(嘘!メッチャ知ってる←笑)

「つまりは…俺は『調整者』…『この星固有の文明を守る者』…『スーパー◯イヤ人』…」

「いや…違う…俺は…俺は…」













































クラーケンクエストII 最後!(完結!!)_b0136045_20000298.jpg
「俺は『スーパーマヂス』だァァァァァーーーッ!!!」

ネオングリーンの光に全身を輝かせながらマヂスは絶叫した!

『全ての謎』は氷解した!マヂスは『完全なる覚醒』を遂げたのだ!!

と…その時だった!(このシリーズ物『と…その時だった』多いネ←笑)

『ふたりの女神』が現れた!

それなん『ルビス』と『フレア』!

遂に完全覚醒を遂げたマヂスを守護するかのように寄り添い立つ!!

「おめでとうマヂス!」

「遥かなるニコターマで『貴方の途方もないオーラ』を感じて飛んできました!」

とルビス!

「やりましたねマヂス!」

「きっと覚醒してくれると思っていましたが…まさかこんなに早くとは…」

とフレア!

「ルビス!フレア!その節はありがとう!」

「おかげでこうして覚醒できました!」

喜びに湧く声でマヂスが言う!

「これで『クラーケン打倒の目処』がつきました!」

「今この時点で俺の戦闘力は『53万』…クラーケン何をするものぞ!」

マヂスの声に自信が漲る!
(ん?何か変な数字出てきた←笑)

「それで…『ひかりのたま』は?」

「今の光り輝く貴方自身が『ひかりのたま』と…そういう事なんですか?」

ルビスとフレアが異口同音に尋ねる。

それに対してマヂスは

「それは…違うと思います…俺はもう一段階覚醒しなくてはならないと思う…」

「でも…それはもう何となく分かっている…『ひかりのたま』を纏う術が今の俺には見える…」

と答える…何という頼もしい言葉…。

かくして『ワインラントに於ける旅』は終わった…物語はいよいよ『佳境』に向かって進んでいく…。

かの人を我に語れムーサよ…。

そう…かの人は…







































クラーケンクエストII 最後!(完結!!)_b0136045_20201141.jpg
『伝説のスーパーサ◯ヤ人』…ではなくて『伝説のスーパーマヂス』だったのである(笑)
鶴峠の下りで寒くてウインドブレーカー着たら『身体の色が変わる→スーパーサイ◯人!?』という連想になって(笑)それでこのストーリーを思いつきました(笑)
おかげで『ひかりのたまの発動』の前にひと盛り上がりあって?ストーリーが重厚になりました?(笑)
以上で本シリーズ『クラーケンクエストII』を終了します!
引き続き『クラーケンクエストIII そして伝説へ』をお楽しみ下さい♪
まあ…ぽまいらもうこの手の『厨二物語』にはうんざりしていると思うけど…もうちっとだけ続くんじゃ☆(←ドラゴボwww)
















『クラーケンクエストII 』 fin(締め笑い)

by shousei0000 | 2017-11-26 20:29 | ロードバイクあれこれ


<< クラーケンクエストIII そし... クラーケンクエストII その8。 >>