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食いだおれてしまった一日…その15。

『中電カーリング部の話』から再開する。

中電カーリング部が『選手全員へのスポーツ的なインタビュー以外はお断り』としたのは市川美余さんの想いだけではなかったかもしれないが(ソースが完璧に取れている訳ではないので一応予防線ハリー←笑)それを主導したのは市川さんで合っているようだ…『概ね合っている』ってとこで話を進めさせて頂く(笑)

自分がなまじ美人カーラーとしてもてはやされたから、その辺に釘を刺したくてこうした取り決めをしたようだ…女子カーリングの歴史は中々に趣深い…。

そんな具合にチームを主導してきた市川さんが2014年5月に引退した…しかもその時中電は『会社方針でカーリング部のみに特別な扱いはしない』という時期だったらしい…。

この『カーリング部のみに特別な扱いはしない』というくだりがよく分からない…調べてみたけど完全には分からなかった…。

今分かっている事は

①外部から強豪選手を補強する事はしない。既存の選手で新たなチームを作る。

②活動予算、乃至は選手個人の給料を削減したようだ。

という事…②については確実な情報を得られなかったから『ようだ』と但し書きした…。

ただネガティブな要素は確かにあったようで、市川さんが引退された後の中電は2014〜2015シーズンを『日本選手権6位』という成績で終える…その前年まで日本選手権を四連覇していたのにいきなり6位に大後退…チームが崩れていた事は間違いあるまい…。

そして2015年4月に藤澤選手がチームを出ると『更なる暗黒時代』が…2015〜2016シーズンは中電は日本選手権に出場すらしていないのだ…。

この件はまだ調べきれていない…『チーム事情で日本選手権に出なかった』のか『日本選手権に駒を進められなかった』のかが分からない…。

でも…そのどちらであったにせよ2015〜2016年シーズンの中電は『チーム再建の時代』であったのは間違いあるまい…『チームの顔でサードであった市川さん』と『国内有数の選手でスキップであった藤澤選手』を立て続けに失ったチームがたやすく再建できない事はニワカカーヲタである俺(恥)にも何となく想像できる…。

カーリングはリザーブを含めても5人でする競技…そのうちの2人…しかもかなり核である2人(市川さんと藤澤選手)がいなくなればその影響のでかさは想像するまでもない…それが多分『2015〜2016シーズンの暗黒時代』に繋がったのだと思う…。

その後チームはスキップの松村千秋選手を中心に再建され2016〜2017シーズンには日本選手権優勝に返り咲くんだけど、その翌年の2017〜2018シーズンは平昌オリンピック日本代表決定戦にまで進んだものの、LS北見に敗れてオリンピックに進む事はできなかった…当時の記録を見ると『明らかな力の差があった』との事…まだまだ再建途上のチームだったらしい当時の中電は…。

そしてそのシーズンの日本選手権では3位…2位がデリング (小笠原歩選手)率いる道銀で優勝したのは第四勢力とも言うべき『チーム富士急』…。

そのチーム富士急が先日行われた世界選手権(オリンピックとは別)で力及ばず予選敗退したのは記憶に新しい…そのチーム富士急にすら敗れて日本選手権3位に終わったのは『中電がまだまだ再建途上のチームである事』を示しているのかもしれない…。

まあ『平昌オリンピック日本代表決定戦に敗れてモチベーションを保てなかった』という側面もあったのかもしれない…俺はニワカだからその辺の事は憶測でしか書けないからよく分かんねえや…。
よく分からないなら書くな!(呆れ)









































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俺のニワカな語り(恥)が続いてぽまいらももうウンザリしているだろうから(笑)ここで場面を変える意味も込めて『中電時代の藤澤選手と市川さんの画像』を挙げる…LS北見の本橋麻里さんも写ってるやつを引いてきたから喜べよ(笑)

この写真を引いてきたのは『美人カーラー揃い踏み♪』という意味…ではなくて(笑)『サードとスキップの関係性』について述べたかったから…。

ニワカのくせにまた語らせてもらうけど(笑)『サードとスキップの関係性』は極めて重要…らしい…(ニワカですので『らしい』にした←笑)

サード(第三投者)は『スキップの前に投げる』…つまりは『スキップが投げる前のお膳立て』をする選手…。

サードの前にリードとセカンドが投げる訳だから、それまでの展開を見て最終的には『自チームが得点しやすい、乃至は失点しないで済む状況』を作る…それがサードの役割…。

しかもそれだけじゃなくて、サードはスキップが投げる時はハウスんとこに行ってスキップに指示を出す…平昌オリンピックの中継でよくあった、サードの知那美選手がスキップの藤澤選手に

「こっちはどうかな〜?」

「ここは通せそうかい〜?」

なんて言った場面がそれにあたる…。

言わば『準スキップ』…サードとスキップは表裏一体…それだけに『緊密な関係性と互いに同程度のカーリングスキル』が必要とされる…らしい(笑)

じゃあリードとセカンドはどうでもいいのかというと勿論そうではなく、リードはガードストーンを作る『ドローショット』(置きに行くショット)の正確性が要求されるし、セカンドはリードの1投目の結果や一巡した後の自身の6投目前までにできている状況に応じたショットを投げなくてはならないからやはり重要なポジション…らしい(笑)

それより何よりリードとセカンドには『スイープ力』が要求される…カーリングストーンはスイープによって軌道が変わるから『スイープする選手の力』が極めて重要…LS北見でそれをやった吉田夕梨花選手と鈴木夕湖選手が『クレージースイーパーズ』の異名を取ったのは記憶に新しい…。

でもまあここで語っているのは『サードとスキップの関係性』だから話を戻すけど(笑)サードとスキップの関係は前述の『サードがお膳立てを整えスキップが決める』『サードはスキップが投げる時指示を出す』というものなんだけど、それに加えてもうひとつの重要な要素があって、それは何かというと『サードはスキップのメンタルケアをする』『サードはスキップに気持ちよくカーリングをできるようにする』というもの…どんだけ仕事あるんだよサードは〜(笑)

これは勿論『サード→スキップ』という片方向のものではない…『スキップ→サード』についても同じ…つまりは『サードとスキップは互いに互いのメンタルを調整する』という間柄…『普段からのコミュニケーションと試合での語らい』が必須で且つ『互いのカーリングスキルに対する高い信頼』も絶対的に必要だから、サードとスキップの組み合わせは『誰でもいい』という訳にはいかない…『LS北見に於ける知那美選手と藤澤選手の密な関係性と信頼感』は平昌オリンピックでも繰り返し中継された…。

で…ここで漸く『中電の話』に戻るんだけど(笑)市川さんが引退した後藤澤選手は遂に『共にやれるサード』を得られなかったみたいなんだ…まあ『それだけ市川さんが凄いサードであった』という事なんだろうが…。

そうなると『分かち合う仲間』がいない訳だから藤澤選手が全てを負う事になる…藤澤選手は元々この『スキップが全てを負う』という考え方…というより『そうした気質』を持つ人だっただけに、市川さんが引退した後はますますそうした傾向になったらしい…。

これは『市川さんの後にサードになった中電の選手が悪い』という事ではなく『藤澤選手が任せきれなかったのも悪い』らしい…これは本人がそう言っていたから間違いあるまい…。

じゃあ何で中電に『市川さんの後を継ぐサード』がすぐに生まれなかったかというと…これは『前述の藤澤選手の気質』も影響していたと思うけど、それ以外の要素として、この投稿の最初の方に書いた『中電が会社の方針としてカーリング部だけを特別扱いしないとした事』がかなり大きいのではないかと思う…色々な意味で余裕がない中、当時の中電では『コミュニケーション、戦術、戦略を練る時間』がうまく確保できなかったのではあるまいか…。

そうした結果2014〜2015シーズン…それは『市川さんなき後の藤澤スキップの時代』…に出た結果は『日本選手権6位』…それまで四連覇していたのに『6位』…藤澤選手の焦燥や抱えたものの大きさは如何ばかりだったか…。

そうした中で藤澤選手は中電を辞める決断をし、そしてLS北見に移籍して『望んでやまなかったサード』『コミュニケーションお化けで技術的にもメンタル的にも自分を軽くしてくれる知那美選手』を見出し(というか本橋麻里選手がそうお膳立てをし)その結果『平昌オリンピックでの悲願の銅メダル獲得』になった…まあ感動的な話だ…。

でもこの事実を以って『中電無能!』『LS北見神!』とはならないと思うんだ…何故なら今まで書いてきた通り『中電にも中電の事情があった』から…。

勿論これを

「結果が全て!『中電の事情』とか関係ない!!」

と言うのは簡単だ…でも…それでいいのかな…本当にそう言い切っていいのかな?

『中電で一度は栄光の時代(日本選手権四連覇)を経験し』

『でもオリンピック(ソチ)は逃し』

『市川さん引退の後チームの再建がうまくいかず』

『その後中電を退社するに至る』

という経緯があったからこそ『LS北見に移ってからの藤澤選手』があったんじゃないかな?

そうだったからこそ、藤澤選手は苦手としていた『他者に任せる。負担を分け合う』『とことんまで話し合う』という事ができるようになったんじゃないかな?

そう思うと俺は『藤澤選手を活かせなかった中電無能!』と言う気にはとてもなれない…『LS北見が快挙を成す下地のひとつに中電があった』という気持ちになる…。

『それが正解!』と言うつもりは毛頭ない…でも『過程を辿る方がスポーツをより楽しめるのではないか?』と思うのだ…。

因みに…市川さんと藤澤選手がいなくなった後チームを再建した中電の松村選手は何よりも『コミュニケーション』を大事にしたそうな…『とことんまで話し合って何でも言い合える関係性を作る事』に腐心したそうな…。

そのチームのコンセプトは『ポジティブに』『プラスに』というもの…この特徴は上に書いたものも含めて『LS北見の特徴』と奇妙な位符号する…。

言うなれば松村選手率いる中電は『もうひとつのLS北見』『長野のLS北見』…面白いなぁ…というか感動的…。

そういう色々な要素がわやくちゃした中に(雑になってきた←笑)『LS北見の快挙』があった訳…その『LS北見の快挙』でニワカカーヲタになった俺(恥)が色々探る中で『ここまで書いてきた色々な事』が分かった…『藤澤を放出した中電無能!』だけで片付けていたらこれ程色々な事は知れなかった…。

だから『結果が全て!』『たらればはダメ!』とは言わず…まあ言ってもいいんだけど(どっち?)それで終いにしないで色々探って裾野を広げた方がスポーツはより楽しめると俺は思うよ!

これでまあ俺が言いたい事は大体語り尽くしたんだけど…















































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すまんが『まだ終われねえ』…『歩と弓枝の胸熱な関係性』についてまだ語り尽くせてねえ…。

『歩と弓枝の胸熱な関係性』

『ソチオリンピック後のフォルティウスの選択』

について述べ、そして更に『知那美選手戦力外についての俺の妄想』を書くまでは本シリーズは終えられねえ…。
『あんたの妄想』は書かなくていいのでは!?(締め呆れ)
















続く…。
(いつになったらこのシリーズ物を終えられるんだァァァァァーーーッ!!!←悲鳴)

by shousei0000 | 2018-03-27 19:31 | アクア 走行


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