大勝利! 最後???(笑)

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全ては『この料理』から始まった…。

昨年7月30日に行われた大学クラブ同期達とのペリーニ アダージオに於ける『ビステッカ・フィオレンティーナコース』…そのコース内でアンティパストとして提供された『佐島の真蛸の冷製トマト煮込み』…その蛸のあまりの旨さに俺が瞠目した事から『佐島 de 真蛸ラン』と呼ばれるサイクリングをする事になった…。

三浦半島の西南にある漁港『佐島』…そこに行けばペリーニで美味しく頂いた『佐島の真蛸』が食べられる筈…。

『往復するとその総走行距離は200Kmを越える』『神奈川の地理に明るくない』『決行できる時期には蛸の旬は終わっている』といったネガティブな要素がありはしたが、俺は結局『佐島 de 真蛸ラン』を決行した…その心は

「どうしても現地で『佐島の真蛸』を食べてみたい!」

との想い故…。

そして昨年の10月11日…『佐島 de 真蛸ラン』は決行され俺は遂に『佐島』に至ったのだが…














































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そこで俺が口にできたのは『これだけ』…『佐島の真蛸の産地佐島』にまで足を運んだのに、俺が口にできたのは『釜茹で蛸の切り身僅か数片』…(思い出し哀)

『旬を過ぎていた』のがこうなった理由のひとつではあろうが、それ以上に『産地は必ずしも食せる環境とは限らない』というのがより大きな理由…『佐島の真蛸』は確かに逸品なのではあろうが、そのネームバリューは『三崎の鮪』などとは違う…そこまでメジャーな存在ではない…。

『三崎に行けば鮪が食べられる』というのと『佐島に行けば佐島の真蛸が食べられる』というのはイコールではない…佐島は小さな漁港で観光客向けのお食事処は少なく、しかも『佐島の真蛸』がそれ程メジャーな存在ではないから『お食事処に行けば必ず食べられる』とは限らない…。

佐島で真蛸が水揚げされているのは間違いないであろうが、それは『佐島で食べる』『佐島を訪れる観光客に食べさせる』というよりは『出荷する』という位置付けのようなのだ…『佐島でそれを食べさせるお食事処』はあるにはあるのだろうが、俺は『そうしたお食事処』に行き当たる事ができなかった…(また思い出し哀)

この経験から俺は『現地に行けばいいというものではない』という事を学び

「来年の旬の時期になったら…ペリーニかLien(東十条の魚の美味しい居酒屋さん)に行って『佐島の真蛸』を堪能するとしよう…」

と思ったのでありました…。













































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そして話は『ここ』に戻る…。

先日ペリーニに行った時、俺は東條シェフに

「『佐島の真蛸の旬の時期』になったら…『佐島の真蛸尽くしコース』みたいのを食べてみたいんです…」

と伝えたく思った…ただそれを伝えるには『幾つかの障害』があった…。

障害のひとつは『シェフが忙しそうだった事』…本シリーズのあちこちに書いてきたけど、この日のペリーニには『大常連様改めシェフのご学友様方3名』『半個室のカポー(カップル)』『後刻訪れたシェフとワインについて語られるイケてそうな単独男性』『俺の横に座られ俺をソワソワさせたコケティッシュ単独女性』といったお客さん達がいて、シェフはバタバタはしていなかったもののそれなりに忙しそうだった…『蛸がどうの』などと話し込むのは憚られる雰囲気があるような気がした…。

障害の2つ目は『イタリアンに真蛸尽くしコースなんてあるのか?』という事…もしもないなら俺は『変なお願いをする』という事になる…。

和食なら『真蛸尽くしコース』は『ある』と思う…『蛸刺』か『酢蛸』から始まり『蛸の煮込み』や『蛸の唐揚げ』と推移し、『蛸飯』を経て最後は『蛸アイス』で締めるコース…いかにもありそうではないか!まあ『蛸アイス』は無いかもしれないが…(笑)

そんな感じの『和食の真蛸尽くしコース』はありそうではあるが、『イタリアンの真蛸尽くしコース』は果たして『あり』なのか?もしもないなら東條シェフを困惑させる事になってしまう…。

俺はこう見えても『東條シェフに多少は遠慮をしているつもり』である…。

「そうかなぁ…」

「結構図々しく色々お願いしているっぽいけど…」

とぽまいらは思うかもしれないが、んな事ぁ〜ねえんだよ!結構遠慮しているんだよ!!(力説←笑)

俺は自分を『変な客』だと思っている…『場違いなおやぢ』だと思っている…。

本来俺は『シャレオツイタリアン店で食事をするような人』ではない…様々な偶然から『ペリーニにリピートする客』になりはしたけど、『本来の立ち位置的にはそれは違う』と思っている…『お邪魔させて頂いている存在』であると思っている…。

だから『場違いなお願い』ならしたくない…細く長く…細々とでいいから『ペリーニの客』でいたいのだ…。

そんな想いとシェフが忙しいそうな事から

「『真蛸尽くしコースの話』は…今日はいっか…」

と諦めかけた時…
















































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『チャンス』が訪れた!

上の写真はこの日のメインで『薩摩赤鶏のなんちゃら』…『なんちゃら』と書いたのは『正式な料理名』が分からないから…。

この日は『料理の説明の録音』に失敗し(iPhoneを置く位置が悪く録音音声が聴き取れない…←哀)『メニューの写真』も撮り忘れたので(また哀)『正式な料理名』が分からない…『地鶏を一時間位かけてオーブンで煮込む』と言っていたような気がするが定かではない…(恥)

骨の付いた鳥肉を内臓も含めて煮込んだようで、ホロホロと柔らかい身と内臓っぽい味が相まって旨い…ペリーニで鳥のメインを食べたのは初めてだと思うけど『旨い…』と思った…骨までしゃぶりつきたかったけどそれは我慢した…(笑)

『グラッパ』を傾けながらこの鳥料理を食し、最後に何故か『甚松』(ペリーニに唯一ある焼酎)を頼んでシェフを苦笑させ(恥)『締めのエスプレッソ』を飲んでこの日のコースは終わった…あとは会計あるのみ…。

会計の時『シェフとサシ』になった…お金払うんだから『サシ』になって当然…何ら珍しい事ではない…。

しかし…この時俺は思ってしまったのだ…。

「『真蛸尽くしコースの話』をするなら…『今』…」

と…。

『今』なら話せる『真蛸尽くしコースの話』…今なら『シェフを独占!』なのだから(笑)『真蛸尽くしコースの話』ができる…。

『真蛸尽くしコースの話』をすればシェフは困惑するかもしれないが、世の中には『言わないで後悔するより言って後悔する方がいい』という言葉がある…どうせ倒れるなら『前のめりに倒れたい』ではないか…。

会計をする時間が永遠に思えた…『今言わないと一生後悔する…』と思った…(ちょっと大袈裟に書いてます←笑)

「今までだって色々変な言ってきたんだから、どうせなら言うだけ言ってみようよ『真蛸尽くしコースの話』…」

と思った…さっきと言っている事変わってきてるぞい(笑)

そして…結局俺は言ったのだった…。

「昨年このお店を通じて私の中で話題になったものに『佐島の真蛸』があります…現地まで自転車で行って結局『釜揚げ蛸数片しか食べられなかった』のはシェフにもお話しした通り…」

「だから…今年は『旬の佐島の真蛸』をこのお店で食べたいんです…食べ尽くしたいんです…」

「イタリアンにそういうのがあるかは分かりませんが…『佐島の真蛸尽くしコース』みたいのをやって頂く事はできますか?」

と…。

そしたら…シェフが『破顔』した!
!!

















話が佳境に差し掛かっているところだけど、そろそろ帰りたいので次の話に続く(締め笑い)

by shousei0000 | 2018-04-25 21:46 | ペリーニ アダージオ | Trackback | Comments(0)
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