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秩父三十四ヶ所! 第一夜 その2

さてさて前回からの続きですが、本堂での参拝を終えた小生はその足で
お寺の事務所(なんつーそぐわない表現だ←笑)
に向かいました。ところで『お寺の事務所』って、何て呼ぶんでしたっけ?『社務所』では神社だし・・・。まあそれはともかく、お寺の事務所に向かったのです(二回も言うな!)
普通お寺の事務所なんて窓口がある位なのですが、ここ四萬部寺は秩父三十四ヶ所巡りのスタート地点なので、それに用いる様々な道具を並べた
グッツショップも併設している(これもまたお寺にはそぐわない表現だ←笑)
つまりまあ『お土産屋さん』的な様相を呈していたのだが、小生はその中の
あるアイテムを手に取ると、それを持ってレジに向かった。
(おいおいお~いッ!何でさっきからお寺にそぐわない表現ばっか使うんだよ!)



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       『あるアイテム』です。



上記が何であるか分かるでしょうか?はい!ご明答!!『納経帳』ですね~。
(ま~た『独り司会者』やってるよ・・・つーか、表紙に書いてあるから誰にでも分かるだろ!)
『納経帳』とは何かというと『お寺でお経を奉納した証として受け取る、朱印を綴る冊子の事』である。現代の巡礼ではみんながみんなお経を奉納するとは限らないのだが(暗誦出来る人が少ない為 無論小生もそうである←笑)旅の記念として朱印を受けるという形で、この習慣は続いている。
まあつまり、スタンプ帳みたいな物ですな♪
(ま~たそぐわぬ表現を・・・不謹慎だッ!!)



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       一番 四萬部寺のご朱印。まあ何て書いてあるのか全然分かりませんな(笑)



一枚目の写真を見れば分かると思うが、この納経帳は結構大きい(タバコと比べてみてね)勿論サドルバックやらツールボックスやらウエストポーチになんか入りやしない・・・。そこで今回のサイクリングにはザックを携行する事となった。『企画発表! 中編』で触れた『あるアイテム』とは
納経帳の事だったのですッ!
(力説する程の事か~ッ!!!)


こうして入手した納経帳の値段は、小生が事前情報で得ていた価格より高かった・・・。
400円高かったのである!(せこいッ!!)
それにちょっとした不満を抱いた小生はグチグチ言いながらもそれを購入したのだが(お寺の内で位、もっと大らかになれんのかねぇ・・・)開いてみてビックリ!何と上の写真にある四萬部寺の朱印が既に記してあるではないか!!

つまりこういう事である。四萬部寺で納経帳を買う人はここの朱印を受けるにきまってるから、あらかじめ先に記しておく。手書き朱印の朱印代は全寺一律300円也だから、その料金も含めた値段で納経帳を売っている・・・とまあそういう事なのである。だから小生がネット情報で見た納経帳の値段より高かった訳で、その点については納得した。
が、しかし・・・。





















100円合わないのは何故なのか・・・?
(400円-朱印代300円=100円。この残りの100円は何なんだろう・・・?)
























この後住職(じゃないかもしれないが)と少し話をした。
一体何を話していたのかというと
「あの100円の差は何なのか!」という弾劾と「朱印を先に書いとくと有り難味が無いからよしなさい!」という批判ではなく
二番 真福寺へのルートの確認である(笑)
この真福寺というのは山(というか『丘』か?)の上に建っているのだが、ガイドマップにもネット情報にも、この山へのルートが結構厳しいと書かれていたので、その辺のところを確認したいと思ったのだ。すると住職曰く・・・。

「ああ、自転車で回っているんですか?ご苦労様です」

「それでそうですね・・・まあ有り体に言ってきついです」

「普段から余程自転車に乗りつけてる方ならともかく、普通の方では押して歩く事になると思いますよ」

と・・・。
この住職の述懐を聞いた時、小生はちょっと笑ってしまった。それは即ち、以下の様な感慨を抱いたからである(以下住職に対してちょっと失礼な記述があるかもしれないが、まあブログを面白くする為デフォルメしてると思って勘弁ね←笑)


・・・住職ぅ~!あんた、な~に言ってるの?(早速『失礼な記述』出た~!)
『普通の方』って、誰に言ってんの?小生がレーパン穿いてんの見えないの?
小生ね『普通の人』じゃないの!サイクリストなの!!ローディーなの!!!
(あんたローディーじゃないだろ!ロードメンだろ~ッ!)
ねっ?分かる?『普段から余程自転車に乗りつけてる方』なの!
筋肉とか凄いの!
(どこがだ~ッ?)


今日だってね、ここまで既に50Km以上走って来てるの!
しかも正丸峠なんかも越えてきたの!
正丸峠の標高はよく分からないけど、多分600m位はあるの。
そのきついっていう真福寺の山って標高どの位?せいぜい200~300m位でしょ?
レベル違いすぎ!!
(自己陶酔MAX中←笑)


それからね、住職?小生がどんな自転車乗ってるか知ってる?
小生の自転車スペイン製なの!オルベアのアクアっていうの!
『登りに強いジオメトリー』を有しているの!
16万円もしたの~ッ!!
(価格関係ね~ッ!!!)



だからね住職?そんな小生とそんなアクアが力を合わせて登る訳なの。
なのに『押して歩く』なんてあり得ないっしょ!(何故北海道弁?)
小生とアクアは今まで『押し』なんて経験した事のないの!
えっ?「顔振峠で足着いたじゃないか!」だって?
あれは降りただけだッ!
押しちゃいねえッ(怒)




かくして小生は妙~な自信に鼻腔を膨らせながら、四萬部寺を後にしました。
目指すは二番 真福寺~ッ!(力むな!!)
山門を出た所で非常に興味を惹かれた建物があったので紹介します。



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             めっちゃ斜めですみません・・・。



この写真の建物は四萬部寺前にある『旅籠一番』という宿である。江戸時代から続くという風情と『一番札所の門前宿である』という気概に満ちた、何とも魅力的な宿である。たちまちのうちに小生の『泊まってみたい宿ベスト5』(あんまりないんです←笑)にランクインしたこのお宿だが、小生が特にその魅力を感じたのは下の写真の場所だった。



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       うひょ~ッ!シングルモルトウイスキー大~好き!
       つーか酒なら何でも好き~(笑)



分かりにくくてすみませんが、上の写真は『旅籠一番』のチェックイン・カウンターです(正確にはカウンターではなく小さな別棟の建物だが)看板に小さく『シングルモルト・バー』って書いてあるの分かります?それを見て惹かれちゃったんですよね~。

「おお!チェックインの時に、ここでウェルカムドリンクとしてシングルモルトウイスキーが頂けるって寸法だな?」

「日本の秘境秩父にある純然たる和風旅館なのに、チェックイン時のおもてなしは英国流って訳か~」

「中々堪らんのう~♪」

ってな具合にね(笑)
でも今ここのホームページを見てみたら、このコーナーはウェルカムドリンクを振舞うコーナーなんかじゃなく、夜になると開店する有料のバーみたいなんですよね。
な~んだ・・・勘違いか・・・(ただ酒を期待するな!つーか、泊まる訳でもないのにガッカリもするなッ!!)

しっかし秩父ではこういうスタイル、つまり旅館の一角に隠れ家的のバーを併設させるのが流行りなんですかね?以前小生がバイクツーリング中突如『帰りたくない症候群』にかかり
(何だかあぶねえな!)それで飛び込みで泊まった小鹿野のお宿もこういう怪しげなバーを併設していたもんなぁ・・・。因みにここは、小生の『また泊まりたい宿ベスト5』中、圧倒的な支持率で三年連続ナンバーワンを保ち続けているお宿であります!
まあ言い換えれば即ち・・・。
三年前に一度行ったきりって事ですけどね(笑)


この宿のギシギシと軋む廊下や階段、あちこちに展示してある怪しげな骨董品(特に江戸時代の物であるという雛人形ときたら・・・うなされる事必至!)そして何より・・・。
随所に見られる駄洒落交じりの解説や案内の貼り紙が堪らない(笑)
本当、この宿はどうにも怪しかったよ!『江戸時代から続く風情』と言われてみれば「そうかな?」とも思えはするが『単にボロいだけだろ!』と言われてみれば「そうだよなぁ・・」と首肯するにやぶさかではない。良い宿なんだかそうでもないんだかどうにもよく分からなかったのだが(飛び込みで泊まった為その宿で食事を摂れなかったので、尚更評価が出しにくい=宿の評価の過半は食事によるものですから)とにかく『印象に残った』という点ではピカイチである(笑)ああ・・・もう一度マジで行ってみようかな・・・。







続く(尻切れトンボな終わり方だが、ちょっと疲れてしまったので・・・←笑)
by shousei0000 | 2008-08-07 15:58 | 秩父三十四ヶ所


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