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秩父三十四ヶ所! 第一夜 その3

さてさて前回からの続きですが、小生は一番四萬部寺を出立して二番真福寺に向かいました。小生は各札所の所在地が書かれた地図を持っていたのですが(札所巡りのパンフレットに添付されていた地図)四萬部寺付近は森と畑と少々の民家以外何も無いローカル丸出しの光景が広がり

「え~道分かるかなぁ・・・?」

とちょっと不安を感じました。しかし結果オーライ!大丈夫♪道の角々には札所の方向を示す案内板があり、地理勘の無い素人でも迷わない様にしてくれている。その案内板の足元には江戸時代元禄年間に個人の方が作成されたという、石造りの道標まで置かれている。そう・・・この道は江戸時代から巡礼者が行き来した『江戸古道』と呼ばれる道なのだ。

見たところ普通の田舎道である。それは最早県道ですらなく、この界隈の住人の生活道という感じである。無論舗装されているし周りの景色が淡々としているので、そこに江戸の風情を感じる事は出来ない。しかしこの道が江戸時代から続いているのは石造りの道標が証し立てており、そこを現代のロードバイクであるアクアで走っている事に、不思議な感慨を覚えずにはいられない・・・。そんなちょっと幽玄な刻(とき)を過ごしていた小生だったが、ふと目に入った看板に現実に引き戻された。



『十割蕎麦のお店 こちらです』



その看板の方を見下ろしてみると(坂の上だったんです)四軒程の家が並んでおり、その内の一軒に更に看板が出ているのが見えた。看板さえなければ、まるっきり唯の普通の家である。おそらくは蕎麦の魅力にとりつかれたご主人が一念発起し、自宅を改装して蕎麦屋を始めたという類のお店であろう。つまりかなり気合の入った店と思われ、よって美味なる事が予想される。時あたかも12時30分(確か。もう結構前の事だから忘れちゃったよ←笑)昼飯を食うにはちょうど良い時間ではないか!



あ~中々ノリツッコミする場面が出てこないなぁ・・・。小さい字ばっかやなぁ・・・。という訳で、色文字拡大文字を使用する必要は全く無いんですが、インターバルに入れてみました(笑)←なんじゃそりゃ~ッ!!



ちょっと変なものを入れてしまいましたが(入れる必要あったんかい!←おっ!ノリツッコミの神、降臨~♪←だから!これもいらねえだろ!!)そんな訳で、小生そこの蕎麦屋で昼食を摂ろうかと一瞬考えました。しかし真福寺との闘いが控えているのと(坂があるので『闘い』です←笑)
「こうした名店を匂わせる蕎麦屋はお高いかもしれない・・・」という懸念が生じた為
結局そこで食べるのはやめにした(せっこいのぉ~!)


しかし後から思えば、ここで昼食を摂っておくべきだったのである。
ここをスルーしてしまったが為に、小生は後刻右往左往する羽目に陥る事になるのである・・・(芦ヶ久保道の駅のくだりでもそんな事言ってたけど一体何があったんですか?←内緒♪後でゆっくり書きますから~♪←どうせ『後刻、昼飯を食べる店が見当たらなくて難儀した』てな話なんだろ!←あ~ッ!何で先に言っちゃうの~!!!←いらねえ!こんなノリツッコミ、マジいらねえッ!!


この後、道はゆるゆると続き、やがて細い山道の様になった。いよいよ真福寺への登りの始まりである!登りがそろそろ始まるかなぁ~という地点に『真福寺まで1.7Km』という表示があった。
僅か1.7Km!たった1.7Km!!全然大した事ない!!!
この闘い、もらったッ!!




「あの住職さ~話が大袈裟なんだよね~!」

「こんな1.7Km位の登りで、小生とアクアが根をあげる訳ないじゃん(笑)」


こんな風に再び住職に対する失礼千万な独語を口にしながら走っていると
(巡礼中くらい独語やめろ~ッ!!!)
小生の視界数m先に棒状の物体が出現した。よ~く見てみると・・・。
蛇ッ!蛇であるッ!!


「ぎょえ~ッ!蛇だ~ッ!!」


思わず小生は絶叫した!その昔、小生がまだ紅顔の美少年だった頃(そんな頃があったんかい!←ありましたよ!今だって超~マグマ・ギザ・マンモス・セクシーですから、当時の面影が偲べるでしょ♪←どこがだ~ッ!)蛇を見つけると嬉々としてこれを捕らえ、ブンブン振り回して遊んだりしたものだった。しかしそれから齢(よわい)を重ねた今、小生にとって蛇は苦手なもののひとつである。それがこんな逃げ道のない山の中で出現したのだから、悲鳴のひとつもあげたくなる。しかしそんな小生の声に驚いたのか、蛇はスルスルと傍らの草むらに消えていった・・・。


かくして小生と蛇の闘いは未発に終わったのだが
(女みたいな悲鳴あげといてよう言うわ!←嘲笑)
これは考え様によれば慶事といえるのではあるまいか?
蛇(へび)は読み方を換えれば蛇(じゃ)であり、同じ音(おん)の言葉として『邪』(じゃ)というものがある。つまり

『蛇(へび)を追い払った』

という小生の行動は(あれで『追い払った』と言えるんかい!)

『蛇(じゃ)を払う』

という事となり、これは転じて

『邪(じゃ)を払う』

という事に!!!!!!!!!!






























う~ん♪最高に幸先良いエピソードじゃ~ん♪♪♪
(何て虫の良い妄想だ!)






























かくして神に愛されているとしか思えないエピソードをひっさげて
(『神』じゃなくて『仏』だろッ!いい加減、何度も同じ間違いをすな~ッ!!)
小生は真福寺の山道を登り始めました。
小生の勝利、これなん疑う事なし!!
(自己陶酔MAX展開中ですわ←笑)






続く(昨日第三回秩父遠征←正確には二回目←笑 に行ってきました。この話を書きたいんですが、第一夜シリーズはまだまだ当分続きそうです・・・)
by shousei0000 | 2008-08-10 07:26 | 秩父三十四ヶ所


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