さてさて前回からの続きですが、哀しい入浴(笑)を終えて後(のち)
SM君と街に出ました。
目指すはオープニングセレモニーが行われる『オリオンスクエアー』・・・。そこかしこに自転車が走り回り、ローディーの格好をした人々が群れ集う・・・。そう!この日の宇都宮は、一種異様な雰囲気にありました。そんな空気にほだされたのか、我々のテンションも揚がります。
「これから行くオープニングセレモニーの会場もこんな雰囲気なんですかねぇ?」
「もしかしたらお笑いの『髭男爵』みたいな人が、ワイン片手に
『デュラエ~ス♪』な~んて言って乾杯してるかもしれませんね♪」
などと
SM君がのたもうたのにはさすがに呆れましたが・・・。
(それを言ったのはあんただろ! by SM )
因みに
SM君は小生に先んじて宇都宮に入っていた為、既に市内のあちこちを探索しておりました。そんな探索済みのポイントのうちのひとつに、プレス(『報道陣』ね)が集っているホテルがあるというのです。ちょっと華やいだ雰囲気があるが上に、外人なんかも沢山居るというのです。今と違って『外人』という生き物が(失礼!)非常に珍しかった時代に生を受けた小生としては
『外人がい~っぱい!』と言われては、とてもではありませんが黙っておれません!(黙っとれ!)
そこで
SM君に案内をさせ、件(くだん)のホテルに向かいました。

ホテル前に停まってた『NIPPO・エンデカ』サービスカー。
ホテルの中は確かに華やいでいました。プレスが詰めているらしい一角があり、各チームのスタッフらしき人が何となく忙しげに行きかい、何かが起こるのを期待するかの様に、それらを取り巻くファン達の姿がある・・・。何とも落ち着かない雰囲気です・・・。
でも・・・それが良い!凄く良い!!
浮ついた雰囲気が堪らない~ッ!!
(『落ち着かない人間は落ち着かない雰囲気が好き』って訳か・・・納得・・・)
勿論外人も沢山居ました(笑)それがまた場の雰囲気を高めていました♪
(外人が居るだけで『雰囲気が高まる』って・・・あんた一体、いつの時代の人間なんだ~ッ!)
前述の通り『外人に弱い』小生は、ニヘラニヘラと曖昧な笑いを浮かべながら(もろ日本人だな!)
そうした人々の間をクラゲの様に漂います・・・(しゃきっとせい!)
と、その時でした!一人の外人がすくっとばかりに、小生達の前に立ちはだかったのです!!
その外人は白人でした。年の頃は・・・う~ん・・・外人って、年がよく分からないんだよなぁ・・・まあ何となく25歳位だったんじゃないかな?(いい加減だな!)背は・・・背は・・・う~ん・・・どうだったかなぁ~?何か小柄だった様にも大柄だった様にもどっちにも思えるけど(まがりなりにも他者が目にする文章なんだから、もうちょっと正確に描写せんか~ッ!←いや~それが全然覚えてないんですよね~浮ついてたんでしょうねきっと♪←なんじゃそりゃ~ッ!)確か小生よりちょっと大きかったんじゃないかな?(もうええわ!)とりあえず確かだった事は・・・
イケメンでした!サッカーイタリア代表を思わせるイケメン振りでした!!
ま、小生程ではありませんでしたけどねっ♪
(はいど~も!お約束のイケメンネタお疲れさん!!ついでに「ラーメン・つけメン・僕イケメ~ン♪」とでも言ったらどうだ?←嘲笑)
で、その外人がですね、何か小生達に話しかけてくるんですよ!
聞いた事も無い様な言語で!!いやぁ~マジたまげたぁ~!!!一瞬
イスカンダル人かな?とか思いましたよ!
(『宇宙戦艦ヤマト』古い~ッ!!!)
でね、その外人が
「トラパット~ニ~・ガットゥ~ゾ~・キャンナバ~ロ~・ザ~ンブロッタ!」
とか話しかけてきたんですけど
(全部サッカー絡みの人名じゃんかよ!いい加減な表記すなーッ!!)
何と!SM君がそれに相槌を打ってるじゃあ~りませんか!
これには本当、ビックリした!
だって相手はイスカンダル人だよ!!
(違います!)
そんな異星の人と
(違います!)対等に会話するなんて、ちょっと普通
あり得ないっしょ?(今度は北海道弁か・・・)まあしかし、実は
SM君は生国が欧州のとある国で(本当です!)幼少のみぎりはそこで過ごした事もあるので
「案外結構(外国語が)喋れるのかもしれない・・・」
と思って見守っていた。
そしたらそこに何故か通りすがりのおばさ・・・いやいや!どちらかの奥様が加勢してくれて
何だか三つ巴の大騒動に!
(三つ巴=イスカンダル人・SM君・おばさ・・・ゲフンゲフン!奥様=つまり小生はメンバーに入ってない・・・)
そしてやがて、おば・・・あ~ッ!いけない口だッ!!奥様がこう言った。
「あのね、この人が喋ってるのはイタリア語なんだけど『Tシャツが欲しいなら案内するよ』と言っているのね」
「『(ホテルの)上の部屋にいらっしゃい』とも言っているわよ。貴方達どうするの?私は行かないけど」
次いで
SM君も言う。
「この人が着ている上着は、ヨーロッパの名門クラブ『クイックステップ』のジャージです」
「多分『クイックステップ』のスタッフか何かじゃないですかね」
何だか訳の分からない急転直下な激しい展開に、小生の頭はグルグル回ってきた・・・。
しかしそこは持ち前の想像力(妄想力)で補完して、状況を冷静に俯瞰しようと試みる・・・。
(『妄想力で補完』して、それで冷静な判断ができるか~ッ!)
つまりこういう事ではあるまいか?このイスカンダル人は(しつこい!)
SM君に言う通り『クイックステップ』のスタッフであり、日本の善良なるサイクルファン(小生達の事)に気を遣ってくれ
「『クイックステップ』の選手のサイン入りTシャツが欲しいなら一緒においでよ!」
「(ホテルの)上の部屋に来れば選手がいるから、サインでも握手でも何でもさせてあげるよ!」
というお誘いをしてくれているのではあるまいか・・・?
あれ~?
だったら凄~く良い話じゃないの!
オッケーオッケー!
グラッチェグラッチェ!!
ボーノボーノ!!!
(はい!ま~た突っ込み処満載ですねぇ・・・まずはと・・・『オッケー』は英語だからその外人には関係ねえな・・・次に『グラッチェ』は・・・イタリア語で『ありがとう』か・・・関係あるじゃん!突っ込む必要なしと・・・あとは『ボーノ』か・・・イタリア語で『美味しい』って意味なの?これは関係ありそうで関係ねえな・・・つーか、この突っ込みキャラである俺は何者なんだ~ッ!)
そんな訳で、小生達はその外人について行こうと歩を進めました。
そしてその行程が十歩目に達した時、小生はふとある事柄が気になり
SM君に声をかけた。
「あのさ
SM君君ぃ~イタリア語は大丈夫なんだろうね?」
と・・・。これに
SM君答えて曰く・・・。
「いんや!全然!!」
さ~あ!これは困りました!!イタリア人に引率されてイタリア人が集う部屋に行くというのに
我々はイタリア語が全く分からないときたもんだ!
ま、まあそれもいいんだよ!言葉なんか分からなくても同じ自転車を愛する者同士・・・。
身振り手振りを交えてコミュニケーションとれば、結構何とかなっちゃう可能性もある。
小生がダイビングでパラオに行った時、実際身振り手振りで何とかなったもん。
まあ『身振り手振りしかできなかった』とも言えるんですが・・・。
問題はね、問題はそこにだけあるんじゃないんだ。じゃあ何が問題かって言うとね、上の階の
お部屋に居るのはイタリア人はイタリア人かもしれないけれど
マッ、マフィアとかかもしれないじゃん!
あり得なくはないよ~!こんないきなり『部屋においで』な~んて、そんなうまい話ある筈ないじゃん?この外人はね・・・本当は『クイックステップ』のスタッフなんかじゃなくて
マフィアなの!
ジャパンカップ前夜の騒ぎに乗じて、バカな日本人(小生達の事ではない!)から金を巻き上げ
ようとしているマフィアなの!!こんなのおとなしくついて行ってごらんよ?
絶対部屋には『ゴットファザー』みたいな奴らがぎょうさんおって(関西弁)
「アナタタチ、Tシャツホシイアルカ?」
「コノTシャツ、10マンエンネ!オサイフ、マルゴトオイテイクヨロシ!!」
な~んてぼったくられるに決まってんじゃん?
(イタリアマフィアなのか?中国マフィアなのか?どっちだ~ッ!!)
しかもさ、小生悪いけど、今財布の中には2万円位しか入ってないの。そんなはした金をマフィアに見られたら、あてが外れたマフィアは超~怒って
「おい!こいつ素巻にして東京湾に沈めてきな!!」
とか言うに違いないじゃん?
(今度はジャパニーズ・ヤクザかよ!)
ああ・・困った困った・・・。何とかしなくちゃ!何とかしなくちゃ!!
小生まだ死にたくない・・・。
結婚もしないうちに死にたくないッ!
(じゃあさ、あんた永遠に生きられるね?
だって・・・結婚できないから←嘲笑)
かくて窮地に追い込まれた小生は(まあ全部妄想の話なんですけどね)
遂に『奥の手』を出す事にした!小生はこれまでこの『奥の手』のお陰で、随分と窮地から逃れてきたものだった。あの時もそうだった・・・この時もそうだった・・・(恥ずかしい思い出回想中・・・)
それ程にこの『奥の手』は効果てきめんで威力抜群なのであるが、極めて日本的な文化の所産であるので、果たして外人である彼に通用するかは心もとない・・・。
でも・・・やるしかない・・・やるしかない・・・。
小生の幸せな結婚生活と栄達の為にッ!
(ないない!どっちもない!!)
よお~し・・・。
見てろよ・・・イタリア人め・・・。
これが小生の究極奥儀・・・。
ジャパニーズ・トラディショナル・ファイナルフラッシュ
「すまん!」
効果は一瞬にして現れた!
イタリア人の彼は小生のファイナルフラッシュ(必殺技)を喰らうと
「チッ!」
と舌打ちひとつして、無言でその場を立ち去ったのだから・・・。
(いやいや!勝ち誇るとこじゃねえだろ!負けてんだよあんた!!)
フーッ・・・小生もまだまだ捨てたもんじゃない・・・。
これからもこのファイナルフラッシュを用いて、人生の荒波を乗り越えて(かわして)いくぜーッ!
(いや!かわしちゃダメだろ!かわしちゃ~ッ!)
続く・・・(今回の投稿は、拙ブログの歴史の中でも屈指の大作だと思います!でも・・・ジャパンカップのレポとしては最低の作品だとも思います・・・)